【ミリマス】「プロデュース適正検査シミュレーション?」
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5: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2018/10/16(火) 02:19:33.14 ID:m8HzqJt80

説明が終わると、律子はパソコンと繋がっている仰々しい機械を俺に見せるため持ち上げた。

それは頭にかぶるヘルメットみたいな形をしてて、
幾つものケーブルがあちこちからピョンピョンしているような代物だった。
以下略 AAS



6: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2018/10/16(火) 02:20:23.61 ID:m8HzqJt80

「それじゃあリラックスしてください? ……今回、プロデューサーに担当してもらうことになるアイドルは――」

そうして、キーンと耳鳴りのような甲高い機械の駆動音と、目頭を圧迫されるような感触を味わいながら、
俺はまるで眠りに誘われるようにその意識を拡散させていった。
以下略 AAS



7: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2018/10/16(火) 02:21:30.08 ID:m8HzqJt80
===

初めに息遣いを思い出した。

それから、身震いするような肌寒さと、背中で感じる酷い冷たさ。
以下略 AAS



8: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2018/10/16(火) 02:22:36.22 ID:m8HzqJt80

「紬っ!!?」

出した声が喉ごと凍りつくみたいだった。ザクザクと足元で雪が鳴った。
一体何センチ積もってやがるか知れないけれど、体重をかける度に俺の足はズッと下に沈んでいった。
以下略 AAS



9: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2018/10/16(火) 02:23:48.55 ID:m8HzqJt80

「はぁ……ふぅ……なんで、こんなっ!!」

悪態すら瞬時に氷漬けになった。吐き出す吐息で視界が白む。

以下略 AAS



10: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2018/10/16(火) 02:24:34.31 ID:m8HzqJt80

「なにがあらゆるアクシデントを体験だよ! 律子め、トラウマになったらどうする気だ……」

だからこそ、次々叩く軽口とは裏腹に俺は内心酷く焦っていた。
現実じゃない。それは分かる。でも、それが感情の割りきりとイコールにはならない。
以下略 AAS



11: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2018/10/16(火) 02:25:06.23 ID:m8HzqJt80
とりあえずここまで。そんな長くならずにサクッと終われる予定です。


12:名無しNIPPER[sage]
2018/10/16(火) 10:19:20.04 ID:nAPlkRhWO
期待
プロデュース適正…?


13: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/22(月) 23:59:37.82 ID:fTNKkWAX0
===

随分陳腐な表現だけど、本当に時間が凍ってしまったみたいだった。

俺の腕の中で目を覚まさない紬は、まるで童話のお姫様のようで。
以下略 AAS



14: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/23(火) 00:01:07.32 ID:MEY+96OV0

おあつらえ向きに防寒具なんて着込んでいても、寒さや疲れの感じ方、五感は実にリアルだった。

帽子の下で隠れてるハズの耳はじくじくと、手袋越しなのに指はかじかんでいるのか痛痒い。

以下略 AAS



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