【ミリマス】「プロデュース適正検査シミュレーション?」
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8: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2018/10/16(火) 02:22:36.22 ID:m8HzqJt80

「紬っ!!?」

出した声が喉ごと凍りつくみたいだった。ザクザクと足元で雪が鳴った。
一体何センチ積もってやがるか知れないけれど、体重をかける度に俺の足はズッと下に沈んでいった。

そうして、前に進むために、俺は馬鹿みたいに両腕を前後左右に振って。

一歩、進んじゃあふんぬって勢いづけてさらに一歩。

「紬! おいっ、紬!? 紬ぃっ!!」

呼びかけはけれど、届いているか分からなかった。
二人の距離は少しづつ狭まっていった。

雪は続々と降り続けているばかり。

真っ白な絨毯の上で微動だにせず、顔見知りの少女はその体を徐々に隠していった。

待てよ、そんな、見えなくなっちゃ……冗談じゃないぜ!


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