【ミリマス】「プロデュース適正検査シミュレーション?」
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14: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/23(火) 00:01:07.32 ID:MEY+96OV0

おあつらえ向きに防寒具なんて着込んでいても、寒さや疲れの感じ方、五感は実にリアルだった。

帽子の下で隠れてるハズの耳はじくじくと、手袋越しなのに指はかじかんでいるのか痛痒い。

体温がガンガン下がっているのが分かる。
このまま何もできないでいれば、そのうちあっという間に動けなくなって……。

「お陀仏だなんてゴメンだぞ、くそっ!」

俺は紬を抱えて立ち上がった。
二人分の体重で雪に思い切り跡がついた。

それでも何とか足を引っ張り上げ、彼女を引きずるようにしてゆっくりゆっくり歩を進める――

流石にこの足場の上じゃ、背負って行くのは厳しい話。
最悪二人して一緒に倒れかねない

――目指していたのは一番近い樹の根元だ。

そこはいくつも伸びる枝のお陰か、他よりも少しは地面まで降りて来る雪の量が少なく見えたからね。


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