97: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:39:35.33 ID:YDitP8hM0
勇太『その中で不思議な家を発見したー!
小さな家が僕らを待っていた―!らららららら!救済の宴―!』
丹生谷「ここのパートつまんないー」
勇太『おやおやー!誰もいないようだぞ!!!!中身は!煙突のある!暖炉のある!暖かな!小人の!おんぼろの!』
98: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:41:56.76 ID:YDitP8hM0
勇太『白馬で城を乗り越えたらー!あいつがいた!』
勇太『はははは!!!!
我が名は闇の帝王ゲルゾニアンサスことダークフレイムマスター!
よくぞトランプ軍団を蹴散らした!!!』
99: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:45:13.65 ID:YDitP8hM0
勇太「......///」ダキッ
丹生谷「......///」ダキッ
勇太「......」
丹生谷「終わっちゃったね......」
勇太「踊ろ?」
100: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:49:25.35 ID:YDitP8hM0
白いドレスを着た素敵なお姫様と、紳士に応対するこの新しい世界の王子様の衣装。
そんな丹生谷に歩かせるのも酷なのできらめく靴が落ちないようにお姫様抱っこする。
丹生谷「きゃ///」
勇太「いい?」
丹生谷「いいけど/// 恥ずかしいわよ///」
101: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:51:08.00 ID:YDitP8hM0
丹生谷「うう〜/// それでね、食べ終わったらね、お外で遊ぶの///」
勇太「俺も森夏姫と一緒に花園かけぬけたい///」
丹生谷「花畑でおにごっこ。お花の中でもふりたい。捕まえられたら愛の告白///」
勇太「俺毎回おにになるのかな///」
丹生谷「ゆうたんは私の王子様だよ!......誰にも渡さない///」
102: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:53:28.58 ID:YDitP8hM0
ベンチに戻ってから俺達はその熱が冷めないまま和気あいあいとした雰囲気で、
何もかもが許せるような幸福に満ちている。言葉を喋らないで、
お互いの顔を、恍惚とした愛らしい顔を、
今日の出来事は今日でおしまいだから、愛くるしいように見続ける。
いつまでも記憶していたい思いが俺達の中で渦巻いて。
103: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:55:49.64 ID:YDitP8hM0
思わずこぼれた俺のはいと言う言葉が、
俺の心が素直に望んでいるのだろうと理解して、運命の行方を後押しする。
抱き合いながら、
その瞳が好きで好きでドキドキと鳴る胸の鼓動が止まらなく、もっと近づいていたい。
丹生谷の鼻がくっきり見える距離で、
104: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:57:51.34 ID:YDitP8hM0
.......。やがては飽きて、目を見開けなくなったのを機にハグをやめる。
でも丹生谷のその瞳がいつまでもきれいだから、その映像が脳に焼き付いた。
嬉しすぎて頭がぼーっとする。
それと同時に、丹生谷と別れの時がやってくると思うと寂しすぎて胸に手を当てた。
105: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 23:00:20.20 ID:YDitP8hM0
ベンチの上で、俺は好奇心旺盛で鼻息の荒く止まらない様相で、
ロケットパンチを繰り出すロボットのように、両手で掴むように、
一つたりとも逃さないと指をしびれるほど大きく広げ、息が乱れていく。
したい......したい......したい!したい!したい!したい!
俺は、風を生み出すスピードで両手を伸ばし、聖母の果実を奪いに行く。
106: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 23:01:23.84 ID:YDitP8hM0
俺って......。
俺って揉んだんだよな。
丹生谷の、魅了するような、一度は掴んでみたい大きな胸を......。
俺は大きく開いた指の大きさを、思い出補正でよみがえらし、
はちきれんばかりの大きな胸を揉んだそれのサイズを確認する。
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