丹生谷「勇太をなんとしてでも独占したい!2」
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100: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:49:25.35 ID:YDitP8hM0
白いドレスを着た素敵なお姫様と、紳士に応対するこの新しい世界の王子様の衣装。
そんな丹生谷に歩かせるのも酷なのできらめく靴が落ちないようにお姫様抱っこする。
丹生谷「きゃ///」
勇太「いい?」
丹生谷「いいけど/// 恥ずかしいわよ///」
勇太「君はいつだって素敵さ/// ぷっ!恥ずかしい///」
丹生谷「もう!うれしい......富樫君///」

俺の腕に抱きかかえられて動揺の止まらない瞳を見る丹生谷の顔が、
まるで成長した赤ちゃんみたいな感じで、
夢の国の二人みたいな世界だからついおかしくて、ニコッと丹生谷に笑うと、彼女も返してくれた。
だけど恥ずかしいのか丹生谷は俺を見つつもそらすことを繰り返す。

その歩きと共に世界は幕を閉じ、
きらきらとしたひし形の星が多数現れて、夢の世界は視界から揺れて消えて行った。
ベンチに帰った俺達は火照りが帰らない。
夕日のオレンジ茶色のような光が丹生谷の周りにきらきらと、顔の周りにダイヤが光るような、
世界で一番どこにも買えない高級な光景を見ているみたいだ。
きらきらとした顔を二人でじっと何かを語るように見つめ合う。


丹生谷「本物も偽物もない〜」
丹生谷「だって本物は死んでしまったのだから〜」
丹生谷「でもそばには彼がいた〜」
丹生谷「私と彼だけの最果ての夢〜」
丹生谷「明日が来ようと抱きしめたい〜」
丹生谷「偽りの国で、真実の愛を叫ぶよ〜」
丹生谷「ああ、私の王子様〜。秘密の花園へ連れてって〜」
勇太「なにそれ///」
丹生谷「移った//」
勇太「そうなのか///」
丹生谷「富樫君。あれもっとやってほしい。私も富樫君のこと下の名前で呼びたい」
勇太「ああ/// 何度でもな///」
丹生谷「ゆうた......ん。ゆうたん」
勇太「ゆうたんか。ぬいぐるみみたいだな///」
丹生谷「ゆうたん。ゆうたん。大好きなゆうたん///」
勇太「くすぐったい///」
丹生谷「ゆうたん。私の国の王子様?」
勇太「恥ずかしい/// やっぱこういうのは/// 森夏姫の夫///」
丹生谷「ふふっ/// ふふふふっ/// うれしいゆうたん///」
勇太「この世界は、この城は俺達だけのもの。もう誰にも干渉されない///」
丹生谷「もうどこにも行っちゃダメ///」
勇太「ああ、分かったよ///」
丹生谷「いつまでもゆうたんと一緒」
勇太「リスさんが見てるぞ〜///」
丹生谷「見てない/// 見てないもん///」
勇太「動物たちがいっぱいいるの?」
丹生谷「うさぎさん王国だもん/// ゆうたんもうさぎさんになる///」
勇太「そんなー/// どうやって暮らそう///」
丹生谷「学校も会社もみんな行きたくない/// あんなところ嫌い///」
勇太「そうか。じゃ消そうか///」
丹生谷「ゆうたんと二人で過ごす///」
勇太「恥ずかしい///」
丹生谷「朝はゆうたんが起こしてくれる。毎日告白してキスじゃないと嫌だ///」
勇太「え〜俺かよ///」
丹生谷「マンネリもいや///」
勇太「難しいだろう///」なでなで
丹生谷「ふへへっ/// んでね〜朝起きたらフランス料理食べるん///」
勇太「贅沢だなあ〜///」
丹生谷「ゆうたんにあ〜んしてもらう」
勇太「ラブラブカップルか///」
丹生谷「してほしい///」
勇太「ああ。じゃ食べ終わるまであ〜んな」
丹生谷「それ嫌〜///」
勇太「ちゃんと食べろ」
丹生谷「私デブになっちゃうよ?」
勇太「......じゃ、やめるか///」
丹生谷「ふひひっ/// 今のゆうたんは私のドツボの中///」
勇太「こらっ///」ぐりぐり



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