丹生谷「勇太をなんとしてでも独占したい!2」
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74: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:29:15.69 ID:YDitP8hM0
丹生谷「ベンチに座ろう?」
勇太「そうだな......あ。」パンパン
丹生谷「......」
勇太「丹生谷、ベンチに砂があったから」パンパン
丹生谷「......///」
以下略 AAS



75: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:30:43.88 ID:YDitP8hM0
勇太「今日いっぱいあったよな。告白だろ。イタリアンだろ。鍵だろ。ファッション」
丹生谷「全部!全部!楽しかった!」
勇太「友達とよく行ってるのか?」
丹生谷「そりゃ、誰かさんと違って行ってるわよ」
勇太「一言多い!」パシッ
以下略 AAS



76: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:32:40.38 ID:YDitP8hM0
丹生谷「私ね。あ、変な話していい?」
勇太「うん。誰にも言わない」
丹生谷「あのね、普通の恋愛って何なんでしょうね?
TVやドラマ、街中のカップルでよく見る典型例に憧れてた。
手を繋ぐこともキスもその......エッチも、結婚も子供も、知り合う男女はいずれ通る道。
以下略 AAS



77: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:37:03.17 ID:YDitP8hM0
本当に俺も分からない。思考を停止し近くの太陽を見る。
俺は丹生谷と言って、強く手を握った。
俺はなぜ強く握るのか。なぜ胸がドキドキ痛むのか。
懐かしいのに、全然分からない。
あの夕日、そろそろ落ちるころだろうか。
以下略 AAS



78: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:39:42.98 ID:YDitP8hM0
勇太「目指してるってなんだよ!金か?金、金、金か?」
丹生谷「違う!そんなの楽しくないじゃない!!もっと理想よ......」
勇太「理想ってなんだよ」
丹生谷「分からない......」
勇太「富か名声か権力か!!」
以下略 AAS



79: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:42:45.98 ID:YDitP8hM0


待てよ。


以下略 AAS



80: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:45:32.96 ID:YDitP8hM0
何か万能な!!丹生谷の悩みを吹き飛ばしてくれる万能な答えはないのか!!!
その辺にあるはずなのに!!思い出せるはずなのに!!
お願いだ!丹生谷が動き出してしまう!
いやだよ!!
こんな別れ方!
以下略 AAS



81: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:50:33.58 ID:YDitP8hM0



丹生谷「バカーーーーーーーーー!!!!!!!!
バカバカバカバカバカーーー!!!!!!!!!!!
以下略 AAS



82: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:54:55.38 ID:YDitP8hM0
丹生谷......!
俺はそのぶちまけられた本音に声も出ず、
しがみついた胸の中で怒鳴って泣いている丹生谷を目の当たりに、腕に力も入らない。
初めて気づいた。その気持ち。
ああ、あのときそうだったな、と気付いた途端、彼女の罪悪感で心に剣が刺さり傷跡が赤く広がる。
以下略 AAS



83: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:56:38.92 ID:YDitP8hM0
丹生谷「顔上げたい」
勇太「ハンカチ持っているか?」
丹生谷「ない」
勇太「うん。顔、離したくない?」
丹生谷「さすがにダメ......」
以下略 AAS



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