94:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:14:36.79 ID:w6V3e5/y0
部屋を出てから少しして、手に持っていた企画書を思い出した。
95:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:15:27.19 ID:w6V3e5/y0
そして、プロデューサーさんは事務所を去っていった。
96:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:16:23.51 ID:w6V3e5/y0
「ごめんなさいね、手伝ってもらって」
97:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:17:59.95 ID:w6V3e5/y0
「あんまり意味が無かったですよね。社内で吸わない分別は残ってたみたいですし」
「そもそも、プロデューサーさん、煙草は吸ってませんでしたよね……」
98:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:23:55.36 ID:w6V3e5/y0
「彼の奥さんとの。もう一度、プロデュースしている姿が見たいって。そして貴方が育てたアイドルが、輝いてる姿を見せてほしいって。この約束をしたとき……もう助からないって、本人も分かってたと思います」
99:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:24:56.03 ID:w6V3e5/y0
100:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:26:06.14 ID:w6V3e5/y0
私は、急にこらえきれなくなった。その場でしゃがみこんで、両手を手で覆って。
101:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:26:58.24 ID:w6V3e5/y0
「ほたるん……」
102:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:28:29.98 ID:w6V3e5/y0
転んだら、立ち上がればいい。
103:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:30:05.28 ID:w6V3e5/y0
暖かいぬくもりが、私の手を包む。
104:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:31:56.71 ID:w6V3e5/y0
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