凛「卯月に1ミリでもちょっかいかけたら殺す」
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5:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 08:12:02.92 ID:eCrKDArS0
バン!!!

凛が咄嗟に立ち上がった拍子に椅子が真後ろにふっとび、盛大な衝突音が店内に響く。

女性客はびくりと体を強張らせ、一方の凛はもはや何をどう誤魔化したらいいのか分からず、
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 08:13:01.92 ID:eCrKDArS0


十月の文化祭を目前にひかえ、学校内は準備に余念のない生徒達で連日のようにてんやわんやである。

どのクラスもそわそわと落ち着きなく青春の思い出作りに躍起になろうと浮き足立っている。
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 08:14:00.36 ID:eCrKDArS0
(へぇ、2組は焼きそばなんだ……うちのクラスも負けてらんないな)

(そういえば部活でも出し物するんだっけ……ラグビー部はメイド喫茶? ふーん……行ってみようかな)

(上級生は演劇やるクラスもあるんだ……舞台に立って演技するなんて、すごいな)
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8:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 08:14:41.10 ID:eCrKDArS0
「……大丈夫? 怪我はなかった?」ダラダラ

「す、すみませ……どぅぁ!?」

「きゃーッ!!」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 08:15:23.92 ID:eCrKDArS0
――凛は髪や顔についた血糊を洗い取るため、ひとまず保健室へ向かっていた。

(あーあ、サイアクだよ……ていうか、あんなに怖がらなくてもいいじゃん)

この時の凛は正真正銘の不機嫌であった。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 08:15:56.23 ID:eCrKDArS0
「……ふうっ こっちの衣装ほとんど終わりました!」

「わ、卯月ちゃん仕事が早いね」

「えへへ、そう? こういう作業って好きだから、つい……他にまだ手伝えることある?」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 08:16:31.25 ID:eCrKDArS0


「あ痛たた……こ、腰が……」

「だから言ったのに……足元のボール危ないよ、って」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 08:17:02.33 ID:eCrKDArS0


目が覚めると卯月は保健室のベッドに寝かされていた。

「あら、ようやくお目覚めかしら」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 08:17:39.19 ID:eCrKDArS0


準備期間だけでこれほどの特筆すべきアクシデントに見舞われた二人であったが、
文化祭当日は意外にも大きな事件は起きず、凛と卯月はそれぞれの祭りを思うさま満喫した。

以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 08:18:35.50 ID:eCrKDArS0
当然、凛の噂は卯月の耳にも入ることとなった。

「それ、私も見ました! 血まみれの子が先生を襲ってたところ……」

「えーこわーい」「てかやばくなーい?」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 08:19:09.56 ID:eCrKDArS0
「わんっ!」

「ぅええ゛っ!? ……っと、と。びっくりしたぁ、なんだワンちゃんかあ」

いきなり背後から吼えられ卯月は飛び上がったが、その正体が小型犬だと分かるとすぐ足を止めて近寄った。
以下略 AAS



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