12:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 08:17:02.33 ID:eCrKDArS0
※
目が覚めると卯月は保健室のベッドに寝かされていた。
「あら、ようやくお目覚めかしら」
「先生……あれ、なんで私……?」
先生に事情を聞くと、気絶していた自分を渋谷という1年生が保健室まで運んできてくれたらしかった。
「渋谷さんはもうとっくに帰っちゃったけど、あなたは時間大丈夫? ずいぶんぐっすり寝ていたみたいだけど」
時計を見るとすでに夕方6時をまわっている。
(わっ、もうこんな時間! ママが心配しちゃう……)
卯月は慌てて跳ね起きて帰り支度をした。
そうして帰りの道すがら、唐突にあのおそろしい血まみれの現場を思い出して身震いした。
(あの後どうなったんだろう。渋谷さんっていう人が助けてくれたのかなぁ)
※
一方、渋谷凛。
(疲れた……今日は散々な目にあったな)
(ハナコと遊んで癒されよう)
(あの人、大丈夫だったかな。靴の色からして先輩だったみたいだけど……)
(……ていうか、どこかで会ったような……?)
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