【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
1- 20
398:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/22(日) 22:21:01.64 ID:+mU1ijAH0
あ、一応HTML化依頼はすませてみましたよ
というわけで今日は2012年3月に投下していた奴で
紅莉栖一人称のホワイトデーネタの奴でし いくぞよ

タイトル  贈答過多のオールパートナー


399:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/22(日) 22:23:52.47 ID:+mU1ijAH0
     1

 正直に言えばこの一ヶ月の間、抱え込んだややこしい心境に、私の心は揺れ続けていた。

「やっぱり、受け取っちゃうんだろうな、私は」
以下略 AAS



400:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/22(日) 22:26:47.06 ID:+mU1ijAH0
 渡すまでは、気にもしていなかった。なのに、照れ隠し全開でつっけんどんに突き出した私の手から、それを受け取った時の彼の言葉。

『ありがとう、紅莉栖』

 それは、普段の彼からは想像できない程、真っ直ぐに届けられた、お礼の言葉だったのだと、今さらながらに思う。
以下略 AAS



401:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/22(日) 22:32:42.53 ID:+mU1ijAH0
 そのお話の中に、度々姿を現した女の子。

 彼や大切な友達のために、頑張って、悩んで、苦しんでいたという、私と同じ形をした沢山の女の子たち。

「馬鹿か、私は……」
以下略 AAS



402:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/22(日) 22:34:20.80 ID:+mU1ijAH0
 自信がなかった。一月前、ありがとうと言って、名前を呼んでくれた彼。

 その中に込められた、余りにも膨大な感謝の理由に気が付いてしまうと、今、私が抱えている想いが、とても薄っぺらに感じてしまった。

「ちゃんと……言いたい」
以下略 AAS



403:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/22(日) 22:41:25.14 ID:+mU1ijAH0
     2

「ねぇオカリン。せっかくクリスちゃんを屋上に呼び出したのに、どうしてまゆしぃも一緒に来ないといけないのでしょうか?」

 目を丸めている私の耳を、彼に問いかけているまゆりの声が小さく揺らした。
以下略 AAS



404:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/22(日) 22:42:14.45 ID:+mU1ijAH0
「無論である!」

 胸を張られてしまった。どこから論破すれば、いいんだろう?

「ええとだな、岡部。朴念仁代表のアンタに、センスとかを求めるつもりはないけど、でもいくらなんでも大きすぎると思うわけだ」
以下略 AAS



405:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/22(日) 22:43:17.09 ID:+mU1ijAH0
「いいから、呼ぶまで動くな。分かったな?」

 強く念を押され、シブシブと頷いている。なんだかちょっと、可哀想にみえてしまった。そして──

「では、メインイベントを始めようではないか」
以下略 AAS



406:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/22(日) 22:44:18.85 ID:+mU1ijAH0
「ふぇ?」

 出し抜けに、ちゃんとした名を呼ばれた。またしても、声を上ずらせてしまった。

「お前この前、まゆりの前で妙な事を口走ったらしいな? 自分だけ貰えるとか、何とか」
以下略 AAS



407:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/22(日) 22:45:44.30 ID:+mU1ijAH0
「む、ムチャクチャ言うな! 想いを込めてるなら、自分で渡せばいいだろ!?」

 思わず、口やかましくがなり立ててしまった。

「そう言うな。渡せるものなら……渡している」
以下略 AAS



522Res/550.65 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice