25: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/11(月) 20:31:40.51 ID:4HE2LzfA0
「さっきはお休みだって言ってただろう?」
「そうだけど、そうじゃなくて」
26: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/11(月) 20:34:04.35 ID:4HE2LzfA0
「お父さんがお休みの日の夜には、家族揃って夕食を食べるのがウチのルールだ。
その為にも私だって予定を空けているのに」
不満な面持ちを隠そうともせずにカップを持ち上げた彼は言います。
27: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/11(月) 20:37:25.95 ID:4HE2LzfA0
私の返事に、溜め息。
父は釈然としない気持ちを飲み込むようにコーヒーカップに口をつけて
28: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/11(月) 20:40:41.87 ID:4HE2LzfA0
「お父さんを泣かせるようなことしちゃあダメよ」
母の放ったその言葉で、不意に環ちゃんの笑顔が浮かびました。
29: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/06/11(月) 20:46:01.17 ID:4HE2LzfA0
ここまで。Pの名前についてはこの後のイチャイチャで必要なので、気になる方は適時脳内変換願います
30: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/12(火) 12:12:58.72 ID:m9TSv9810
===2.
最寄駅から徒歩で数分。
二人の待ち合わせに選んだのは、
31: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/12(火) 12:15:38.69 ID:m9TSv9810
釣られて私も口を開けた。その時扉のベルが鳴った。
開け放たれた出入り口にコート姿の待ち人来たり。
――油断大敵。
32: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/12(火) 12:16:30.52 ID:m9TSv9810
とりあえずここまで。
33:名無しNIPPER[sage]
2018/06/12(火) 15:48:11.53 ID:M5YUQLw2O
乙乙
覚えのある名前だと思えばまさかの
34:名無しNIPPER[sage]
2018/06/12(火) 18:53:28.84 ID:I2jFyxxko
くっそ懐かしい名前が出てきたな
35: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/15(金) 19:58:19.95 ID:bVnO2WFP0
「あのぉ……。さっきのは一体何ですか?」
そう遠慮がちに彼が切り出したのは、二人で角の席へ戻り、
着ていたコートを畳み終わり、遅刻したことを謝られて
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