213:今日はここまでです ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/05/14(火) 20:57:33.86 ID:X2S/KtAR0
がっきーん。
214:名無しNIPPER[sage]
2019/05/14(火) 22:24:18.94 ID:ssIW+GkDO
乙
なん…だと?
215:名無しNIPPER[sage]
2019/05/15(水) 00:03:16.21 ID:Kfbfm6Owo
耐性の勇者ならではだな並みの勇者なら死んでいた
おつ
216: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/05/16(木) 21:48:56.27 ID:ao9AIwU40
意識が戻った俺は頬に冷たさを感じた。身体を動かそうとするが身動きが取れない。それどころか、目は見えないし、声も出ない。どうやら、拘束された上に地面に放られているようだ。唯一、塞がれていない耳から二人の男の会話が聞こえてきた。
「いやあ、しかし遂に決心していただけたのですね。我々魔王軍に、先代が加わってくれれば百人力です」
217: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/05/16(木) 21:49:23.67 ID:ao9AIwU40
マスターを問い詰めたつもりであるが、猿ぐつわを噛まされているため喉を鳴らすのがやっとだ。
218: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/05/16(木) 21:49:58.99 ID:ao9AIwU40
「あの娘は……遊び人は、どうしていますか?」
219: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/05/16(木) 21:50:26.69 ID:ao9AIwU40
だが、あの無類の酒好きがマスターの店にすら顔を出さないとすれば話は別だ。仮に、店で俺と鉢合わせるのすら避けたいと彼女が思ったとしよう。それでもなお我慢しきれずに、店にフラフラと飲みに来る。それが、あの遊び人という女なのだ。ましてや、半年以上も自分の意思で酒を我慢するなど天と地がひっくり返ってもありえない。そこに、第三者の介入があると推測するのはもはや必然であった。
「いえね、貴方の様子を見て、そのような気はしていたのですが、確証はありませんでしたので。こういった形になり、とんだ失礼を致しました」
220: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/05/16(木) 21:50:53.35 ID:ao9AIwU40
「……と、なると今日ココに来たのは正解だったかもしれません」
221:今日はここまでです ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/05/16(木) 21:51:20.68 ID:ao9AIwU40
ふと窓の外をみると、手持無沙汰に事務所の周りをぶらぶらとしていた炎魔将軍と目が合ってしまった。炎魔将軍は、押っ取り刀で部屋に入ってきた。
「せせせせ先代っ! 無事ですか!?」
222:名無しNIPPER[sage]
2019/05/17(金) 01:09:33.06 ID:PRrXoHHDO
乙
大方の予想を裏切ってまさかのドライ…な訳ねーか
223:名無しNIPPER[sage]
2019/05/17(金) 15:36:05.69 ID:Qj5KZLGlO
冒険が終わるかと思ってヒヤヒヤした
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