160: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/04/07(日) 14:15:32.55 ID:NdD66LHM0
彼女の怒りが頂上へと達するその瞬間、まるで「私のことを忘れていませんか」と言わんばかりにマスターがグラスを二つ差し出してきた。
161: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/04/07(日) 14:16:00.04 ID:NdD66LHM0
カクテルが如何ほどするのかは知らないが、これだけあれば二人分の酒代は十分に賄えるだろう。
俺は、黙ってカウンターに銀貨を1枚おいた。
162:今日はここまでです ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/04/07(日) 14:16:27.12 ID:NdD66LHM0
――――――
「おや、兄ちゃん、どっから現れた!?」
163:名無しNIPPER[sage]
2019/04/08(月) 00:27:12.88 ID:h3mGJ8iDO
乙
164:名無しNIPPER[sage]
2019/04/08(月) 01:28:40.70 ID:CAzlXe61o
痴話喧嘩だもんな
おつおつ
165:今日はここまでです ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/04/23(火) 23:04:48.48 ID:mit/xXSs0
――――――
翌朝になっても、遊び人は帰って来なかった。
二人で酒を飲んだ後、夜の闇の中に彼女が一人ふらりと消えてしまうことはこれまでも何度かあった。
今にして思えば、俺と別れた後にあのカクテルバーに赴いていたのだろう。
166:名無しNIPPER
2019/04/24(水) 14:48:35.72 ID:ciR0Q/f9O
おつおつ!
167:今日はここまでです ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/05/01(水) 13:09:52.18 ID:/dcHJZ9Q0
俺は、出された食事を手早く腹に収め、再び宿屋の主人に声をかけた。
168: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/05/01(水) 13:10:19.54 ID:/dcHJZ9Q0
いつの日か、遊び人が言っていたが。
確かに金づちの彼女が、今の俺と同じ体験をする可能性を鑑みれば、この魔法のリスクは相当なものだ。
彼女からしてみれば、海に飛ばされるイコール死に直結するのだから。
169: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/05/01(水) 13:10:46.66 ID:/dcHJZ9Q0
度重なる失敗に俺がめげることなどなかった。
うまくいかないなら、うまくいくまでやるだけだ。
と、水差しから直に燃料を補給しようとするも当に空になっていた。
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