295:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 21:22:14.44 ID:UnTjGLwD0
諦める、とは一言も書かれていない。
しかし、その心は明白だった。
296:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 21:23:38.04 ID:UnTjGLwD0
「っ……」
小さい春香にとって、どれだけ辛かったことだろう。
297:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 21:24:50.09 ID:UnTjGLwD0
そしてとうとう、あの日が訪れた。
合唱コンクール当日の日記。
298:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 21:25:55.39 ID:UnTjGLwD0
春香は前へ進み続けた。
病と闘いつつ、努力を重ねる日々。
299:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 21:26:24.75 ID:UnTjGLwD0
『あの子の名前を、お兄さんが教えてくれました』
その日記の部分だけ、大きな字で書かれていた。
300:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 21:27:14.05 ID:UnTjGLwD0
それからしばらく読み進め、時が高校へと移り、しばらくした頃。
「……そう、この頃、だったのね」
301:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 21:27:54.73 ID:UnTjGLwD0
夢の中で、如月千早と仲良くなれたこと。
765プロには楽しい人達が沢山いること。
302:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 21:30:12.39 ID:UnTjGLwD0
少しずつ結果を出していく私達。
それを喜ぶ日記が書かれる一方で、読み進める私の中で、小さな違和感が生まれた。
303:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 21:31:03.58 ID:UnTjGLwD0
あるページに、少し震え気味で、心もとない文字があった。
『私、もう無理だそうです』
304:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 21:31:31.90 ID:UnTjGLwD0
『どうして』
305:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 21:32:15.83 ID:UnTjGLwD0
捲ったページはくしゃくしゃになっていた。
何度も何度も書きなぐり、その度に消しゴムで消し。
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