278:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 03:42:18.99 ID:UnTjGLwD0
『もっと大切なもの』。
水瀬さんはそう言った。
279:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 03:43:13.05 ID:UnTjGLwD0
受付で忘れ物をしたことを話し、病室へ向かう。
角を曲がって春香の病室が見えた時、扉が開いていることに気付いた。
280:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 03:44:50.05 ID:UnTjGLwD0
「ハンカチ、取りに来たんだろう。しっかり者でも忘れ物をするんだな」
「はい、ありがとうございます」
281:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 03:47:36.15 ID:UnTjGLwD0
「毎日毎日、自分なりに試行錯誤してた。ボイトレしたり、振り付けを真似したり」
「でもこんな体質だからな。アイドルを目指すのは愚か、レッスンを受けることすら叶わなかった」
282:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 03:48:17.76 ID:UnTjGLwD0
いつも明るい春香。
私は彼女のことを、どれだけ知っているのだろう?
283:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 03:48:47.33 ID:UnTjGLwD0
私は彼女に何を与えた?
何も与えていない。
284:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 03:49:25.60 ID:UnTjGLwD0
でも、春香は目を開けてさえくれない。
何を思っていたのかをおくびにも出さず、ひたすら眠り続けている。
285:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 03:50:28.54 ID:UnTjGLwD0
「春香のノートだ。中身は見てないからよく分からんが」
「どうして……私に?」
286:名無しNIPPER[sage]
2018/04/08(日) 17:18:33.68 ID:XhF9INNGO
続き書くのか書かないのか 書くつもりなら過去分はさっさと投下した方がいいのでは
287:名無しNIPPER[sage]
2018/04/08(日) 20:17:52.14 ID:IWgYdlX+0
>>286
やる気がないんだろ。察してやれ
>>1が何も言わない時点でもう…ね
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