千早「賽は、投げられた」
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279:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 03:43:13.05 ID:UnTjGLwD0

受付で忘れ物をしたことを話し、病室へ向かう。

角を曲がって春香の病室が見えた時、扉が開いていることに気付いた。


「……誰か来ているのかしら」


765プロの関係者じゃないといいけれど。

今、あまり会いたい気分ではない。

静かに中の様子を窺うと、そこにいたのはプロデューサーだった。


「千早か?」

「っ……はい」


私の気配を察して、すぐにプロデューサーは振り向いた。

こんな時ばかり勘がいい。


「そんな嫌そうな顔するなよ。お説教とかするつもりはないよ」

「……見てたんですか?」

「たまたまな。個人的に春香を見舞いに来たんだ」


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