201:名無しNIPPER[saga]
2018/04/02(月) 22:03:20.46 ID:cF8UknzM0
その答えに、やっぱり、といった表情で。
「……そっか。良かったよ」
202:名無しNIPPER[saga]
2018/04/02(月) 22:03:48.26 ID:cF8UknzM0
それからしばらく一人の時間が続いた。
その沈黙を破ったのは、営業途中だった三浦さんと秋月さん。
203:名無しNIPPER[saga]
2018/04/02(月) 22:04:27.42 ID:cF8UknzM0
「とーっても美味しいのよ」
「あ、食べるの辛かったら無理しないで。冷蔵庫に入れておくから」
204:名無しNIPPER[saga]
2018/04/02(月) 22:05:12.21 ID:cF8UknzM0
「何か?」
「あ、ううん! 一つ貰うわね」
205:名無しNIPPER[saga]
2018/04/02(月) 22:05:39.18 ID:cF8UknzM0
二人も帰って、外が暗くなり始めた頃。
営業終わりのプロデューサーと星井さんが、病室を訪れた。
206:名無しNIPPER[saga]
2018/04/02(月) 22:06:07.85 ID:cF8UknzM0
私が声をかけた途端、星井さんは血相を変えてしがみついてきた。
労いの言葉をかけるのは、間違っていたのだろうか。
207:名無しNIPPER[saga]
2018/04/02(月) 22:06:35.59 ID:cF8UknzM0
「千早、さん……どうしちゃったの……?」
「別にどうもしてないわ。発作で倒れただけよ」
208:名無しNIPPER[saga]
2018/04/02(月) 22:09:55.98 ID:cF8UknzM0
「美希! あいつ……」
「プロデューサー、星井さんを追いかけないと」
209:名無しNIPPER[saga]
2018/04/02(月) 22:11:19.36 ID:cF8UknzM0
『如月千早は、このような人物である』
このレッテルは、業界関係者一般視聴者問わず、観た人間全員に刷り込まれた。
210:名無しNIPPER[saga]
2018/04/02(月) 22:11:50.23 ID:cF8UknzM0
だからこそ。
「分かりましたから、早く星井さんの所に行ってあげてください」
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