千早「賽は、投げられた」
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206:名無しNIPPER[saga]
2018/04/02(月) 22:06:07.85 ID:cF8UknzM0

私が声をかけた途端、星井さんは血相を変えてしがみついてきた。

労いの言葉をかけるのは、間違っていたのだろうか。

でも星井さんが口にしたのは、全く別のことだった。


「ち、千早さん?! どうして星井さんなんて呼ぶの!?」

「何かおかしいかしら」

「どういうこと……どういうことなの、プロデューサー!?」


かなり動転しているらしい。

プロデューサーのことを、ハニーと呼ぶ余裕もないくらいに。


「美希、落ち着け。検査のためとはいえ、千早は入院中の身だぞ」

「あっ……ご、ごめんなさい……」


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