伊織「『百年たってもやよいおり』? ……何よこれ」
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23:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 22:58:41.93 ID:JKum/CnfO

伊織は不思議な感覚を覚えていた。

まるでやよいは自分を待っていてくれたような、やよいが隣にいてくれることでようやくアイドルとしての自分が始まったような。

以下略 AAS



24:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:01:16.75 ID:JKum/CnfO

そして時は過ぎ……。

アイドルなら誰もが憧れる伝説の舞台、武道館。

以下略 AAS



25:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:03:27.24 ID:JKum/CnfO

「伊織ぃ……やよいぃ……今日までよぐがんばっだなぁ……!」

「バカ、いい大人が泣いてんじゃないわよっ……!」

以下略 AAS



26:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:05:18.82 ID:JKum/CnfO

山の頂上まで到達すれば、あとは下りるだけだ。

山を下りたら次に登るべき山が待っている。

以下略 AAS



27:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:07:17.89 ID:JKum/CnfO

三人が別れを惜しむ時間は、飛行機搭乗を促すアナウンスの抑揚のない声で終わりを告げる。

数分が数秒に思えるほど時間が短く感じられた。

以下略 AAS



28:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:10:49.00 ID:JKum/CnfO

ふと我にかえると、箸を持ちながら泣いていた。

……箸?

以下略 AAS



29:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:12:28.74 ID:JKum/CnfO

なぜだか今日は一人でいると碌なことがないような気がする。

結局、伊織は予定していた時刻よりも30分早く待ち合わせ場所へ来てしまった。

以下略 AAS



30:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:14:26.51 ID:JKum/CnfO

新堂は伊織が日本を経つ前の時点で既にいい歳だったはずだ。

八年経った今も彼が現役だという事実を考えると、伊織の心はそれだけで感謝と賞賛の想いでいっぱいになる。

以下略 AAS



31:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:16:40.93 ID:JKum/CnfO

「それより伊織お嬢様、お屋敷へ帰る前に少し時間はございますかな?」

「時間? あるけど、何かあるの?」

以下略 AAS



32:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:19:59.40 ID:JKum/CnfO

「会いたかったよ伊織ちゃん!!」

「ちょ、ちょっと……!」

以下略 AAS



33:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:22:06.19 ID:JKum/CnfO

「……じゃあ、胸は?」

「……へ?」

以下略 AAS



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