伊織「『百年たってもやよいおり』? ……何よこれ」
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32:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:19:59.40 ID:JKum/CnfO

「会いたかったよ伊織ちゃん!!」

「ちょ、ちょっと……!」

「……はわっ! ごめんなさい! 私、嬉しくてつい! 伊織ちゃん、苦しかった?」

「い、いえ、平気だけど……。ねえ、その声もしかして……」

身長がずいぶん大きくなっていたからかもしれないが、ぱっと見て確信できなかった。

でも、呆れるくらいに元気なその声だけは耳が覚えていた。

「やよい……?」

「えへへっ♪ やよいです! 伊織ちゃん久しぶりだね!」

「久しぶりね。っていうか、かなり背が伸びたわねあんた」

「あ、うん。今は千早さんと同じくらいかな?」

「そ、そう」

この八年で自分もそれなりに身長が伸びたと思っていたが、親友はそれ以上に成長していたようだった。

少し悔しかったけど、敢えてそれは口には出さない。

それが大人というものだ。




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