21:1[saga]
2018/03/20(火) 21:40:11.26 ID:NiGcwUvh0
18.唯side 練習中
ーー近寄んないでくれないかな、バカが移るから。
ーー天才はいいよね〜私たちのこと見下してるんでしょ。
22:1[saga]
2018/03/20(火) 21:42:34.71 ID:NiGcwUvh0
19.梓side
唯先輩を日当たりのいい窓際に寝かせて、私の上着をかけた。タオルで汗を拭いてあげる。
唯先輩は、演奏を始めて30秒ほど、何事もなく演奏をしていた。それから突然、意識が演奏から離れ出し、遂には手が止まり、意識も失ってしまった。
23:1[saga]
2018/03/20(火) 21:44:42.39 ID:NiGcwUvh0
20.次の日 昼休み
「市内の演奏会?」
私と唯先輩は、憂が持ってきた資料を覗き込んだ。
24:1[saga]
2018/03/20(火) 21:46:54.88 ID:NiGcwUvh0
21.
作戦はこうだ。
唯先輩の発作は必ず起こり、発作まではだいたい演奏開始から20秒以上の猶予があることが分かっている。
25:1[saga]
2018/03/20(火) 21:48:08.15 ID:NiGcwUvh0
22.憂side 当日
「純ちゃん、こっちこっち〜!」
「あ、憂〜。早いね」
26:1[saga]
2018/03/20(火) 21:49:48.94 ID:NiGcwUvh0
23.梓side 控え室
梓「ゆ、唯先輩、どうしたんですか?」
唯先輩は私の影に隠れるように座り込んだ。私はどうすればいいのか分からずじっとしていた。
27:1[saga]
2018/03/20(火) 21:50:29.45 ID:NiGcwUvh0
24.唯side
「唯先輩、準備いいですか」
私は深呼吸する。
28:1[saga]
2018/03/20(火) 21:51:33.07 ID:NiGcwUvh0
25.梓side
礼をして準備を終える。私は心地よい緊張感に包まれていた。
唯先輩を振り返る。
29:1[saga]
2018/03/20(火) 21:52:57.92 ID:NiGcwUvh0
26.憂side 演奏中
梓ちゃんの正確なギターが、お姉ちゃんのピアノが、高め合うように繋がっていた。
観客を圧倒するテクニック。
30:1[saga]
2018/03/20(火) 22:01:28.37 ID:NiGcwUvh0
27.梓side
唯「憂〜〜!」
唯先輩は憂に抱きつく。憂は唯先輩の頭を撫でながら、私に優しい笑顔を向けた。
31:1[saga]
2018/03/20(火) 22:02:48.35 ID:NiGcwUvh0
数分後、私たちの前に現れた男性を見て、私は驚かざるを得なかった。
「ちょっとーまた女の子じゃん。社会人にもなって遊びすぎじゃない?」
「おい椿、変なこと言うなよ」
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