【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
↓ 1- 覧 板 20
27:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:56:00.52 ID:ueeqel/10
日菜(つぐちゃんに遭遇して以降は誰にも会うことなくあたしたちは家にたどり着いた)
日菜(おねーちゃんはリビングでおかーさんと一言二言話すと、あたしから渋々といったようにギターを受け取って、自分の部屋に向かっていった)
28:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:56:35.37 ID:ueeqel/10
つぐみ『あの、私にもなにか協力できることって……ありますか?』
日菜「…………」
29:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:57:06.12 ID:ueeqel/10
つぐみ『紗夜さん、言ってました。日菜先輩はなんでも上手に出来て、自分と日菜先輩を比べて落ち込んでしまうって。でもそれは空回っているだけだって、私に諭してくれました』
つぐみ『紗夜さんは全部に一生懸命っていうか、真摯なんだと思います。だから、日菜先輩のことが嫌いとか、そういうんじゃないんだと……思います』
30:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:57:37.09 ID:ueeqel/10
日菜「でもそこまでつぐちゃんがおねーちゃんにラブだって知らなかったなぁー」
つぐみ『ラ、ラブ……!? そ、そういうのじゃないですよ、日菜先輩!』
31:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:58:19.03 ID:ueeqel/10
2月10日
ついに退院となり、私は安寧の場所から追放された。
32:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:58:47.37 ID:ueeqel/10
日菜(おねーちゃんが退院してから5日が経った)
日菜(あたしは疎まれているとしても、何度もおねーちゃんの部屋に行って、色んなお話をした)
33:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:59:22.73 ID:ueeqel/10
――病院――
医者「記憶の回復について、なんですが……」
34:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:59:52.47 ID:ueeqel/10
日菜(言ってしまえば、匙を投げられたんだ)
日菜(何かが変わるかもしれない、なんていう期待はあっけなく踏みにじられたんだ)
35:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 09:00:38.06 ID:ueeqel/10
日菜「……っ」
日菜(気付くと視界が滲んでいた。俯いてそれが零れ落ちないように堪える)
36:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 09:01:12.80 ID:ueeqel/10
つぐみ「嘘……ですよね」
日菜「……嘘じゃないよ」
106Res/142.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20