【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
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27:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:56:00.52 ID:ueeqel/10
日菜(つぐちゃんに遭遇して以降は誰にも会うことなくあたしたちは家にたどり着いた)
日菜(おねーちゃんはリビングでおかーさんと一言二言話すと、あたしから渋々といったようにギターを受け取って、自分の部屋に向かっていった)
日菜(おかーさんはそれを悲しそうな目で見送って、あたしはそれに『大丈夫だよ、おねーちゃんはあたしが絶対に元のおねーちゃんにするから』と根拠もなく言い張るしか出来なかった)
日菜(それからあたしも自分の部屋に足を運び、先ほどの行動をつぐちゃんに説明するために電話をかける)
日菜(5つ目のコール音の途中で電話は繋がった)
つぐみ『はい、羽沢です。日菜先輩ですか?』
日菜「うん、そーだよ。さっきはごめんね、つぐちゃん」
つぐみ『い、いえいえ、ちょっとびっくりしちゃっただけですから』
つぐみ『……紗夜さん……何かあったんですか?』
日菜「うん、実はね……簡単に言うと、記憶喪失になっちゃったんだ」
つぐみ『え……?』
日菜(もうリサちーには話したことだからか、おねーちゃんの異変を実際に見られたからか、つぐちゃんの雰囲気がそうさせるのか)
日菜(分からないけど、あたしは特に深く考えるまでもなくおねーちゃんの状況を口にしていた)
つぐみ『そう……だったんだですね……。ごめんなさい、そんなところに出くわしちゃって……』
日菜「んーん、つぐちゃんが悪い訳じゃないよ。強いて言うなら、あたしの運が悪かったのかなーって感じ?」
日菜(つぐちゃんは全然悪くないのに……なんで謝るんだろ。変なの)
日菜(なんだかおかしくて……久しぶりに笑いそうだ)
日菜(つぐちゃんの雰囲気にあてられたのかな。ちょっとだけ、気持ちが軽くなった気がする)
日菜(……やっぱりおねーちゃんが仲良くしてるだけあるなぁ……)
日菜(なんとなくだけど、つぐちゃんに優しくなるのは分かるような気がする)
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