【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
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34:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 08:59:52.47 ID:ueeqel/10
日菜(言ってしまえば、匙を投げられたんだ)
日菜(何かが変わるかもしれない、なんていう期待はあっけなく踏みにじられたんだ)
日菜(そうなんだ。結局全部おねーちゃん次第なんだ)
日菜(あたしに出来ることなんて本当にちっぽけで、おねーちゃんの助けにもなれず頼りにもされない)
日菜(小さなころからよく天才だとかなんだとか言われていた)
日菜(でも……それがなんだって言うんだ)
日菜(こんな時におねーちゃんの力になれない。それどころか苦しめてる)
日菜(あたしは無力で小さな人間だ)
日菜(それが……悔しかった)
日菜(悔しくてしょうがなかった)
日菜(俯いて1人病院を後にする)
日菜(だいぶ西へ傾いた太陽があたしの目の前に影を作る。それがなんだか癪に障った)
日菜(地団駄を踏むみたいに、その影を力任せに踏みつけた)
日菜(ダン、っていう音が響いた。それだけだった)
日菜(大きく打ち付けた足が少し痛くて、余計に虚しくなった)
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