未来を置き去りにしてバイトをする
1- 20
121:名無しNIPPER[saga]
2018/04/23(月) 01:15:58.45 ID:etJYgP1F0
大倉庫への道のりは,居心地の悪い静寂に包まれていた.

時折脇を通るトラックは電気を消費して走っているのでガソリンを燃やすようなことはしていない.さらに,歩けば歩くほど人通りは少なくなっている.

大倉庫のある湾岸部周辺は,無機質な工場とその駐車場に占領されつつあった.
以下略 AAS



122:名無しNIPPER[sage]
2018/04/28(土) 15:04:52.46 ID:6Az4MCq0O

ゆっくり読んでたが追いついてしまった。続きが気になる


123:名無しNIPPER[saga]
2018/05/16(水) 04:01:31.66 ID:Wnz2PVY60
曖昧な微笑みを返す僕に,男仁さんが人差し指を挙げて説明してくれる.

「簡単に言えば,こうです.我々は自分らと同等,あるいはそれ以上の知能を持つ存在とどう接するべきか悩んでいるのですよ.敬意を払うべきという方もい

ますし,あくまで人類が創造主なのだから,被創造物に『遠慮』は必要ないという方もいる.ただ彼らに共通しているのは,それが人類に仇なす存在になった
以下略 AAS



124:名無しNIPPER[saga]
2018/05/17(木) 04:04:42.90 ID:aS5DfyA80
そんなことにほくそ笑む自分に嫌気が刺してきたころ,数基のガントリークレーンがその首を天高く持ち上げているのが見えてきた.丁度,貨物船に載せられ

たコンテナを港へ運び入れているらしく,コンテナがゆっくりとスライドしながら船上から現れるのが分かる.

「これまでは人間が.ガントリークレーンに乗り込んで高度数十メートルから操作していたそうですよ.今では,画像認識の技術が発展して,砂漠の中から蟻
以下略 AAS



125:名無しNIPPER[sage]
2018/05/23(水) 19:37:38.69 ID:Lqd5uF5Ho
良いスレを見つけた


126:名無しNIPPER[saga]
2018/05/27(日) 23:30:56.29 ID:0DxDewO/0
呆然としていた僕ににっこり笑いかけてから犬井さんはくるりと振り返り,男仁さんに手を振る.

「今時,珍しくウブな子を連れてくるものだ,男仁よ.感謝するぞ」

男仁さんは肩を竦めた.
以下略 AAS



127:名無しNIPPER[saga]
2018/05/28(月) 04:11:22.10 ID:S11ZuKiX0
「やれやれ,ひどい目に遭いました」

ワイシャツ姿になってやっととこさ通り抜けた男仁さんは,スーツを羽織った.

その姿を横目で見ながら,犬井さんは歯切れ悪くも僕に説明してくれる.
以下略 AAS



128:名無しNIPPER[saga]
2018/06/23(土) 22:30:55.32 ID:1XKYnlun0
倉庫内を巡るベルトコンベアーに沿って,どんどん奥へ向かっていく

「と,ところで,僕たちはどこへ向かっているのでしょうか?」

犬井さんは,僕の持っているスーツケースを顎でしゃくってみせる.
以下略 AAS



129:名無しNIPPER[sage]
2018/06/23(土) 22:44:58.80 ID:mj6EiPJwo
3


130:名無しNIPPER[saga]
2018/06/24(日) 01:20:14.13 ID:UcaOh9Zb0
「なぜ,僕にそんな親切にしてくれるのですか」

溜まっていた疑問は口を衝いて,出てきた.

言ってからの後悔は,頬を赤面させるのに十分だった.自意識過剰かもしれない
以下略 AAS



131:名無しNIPPER[saga]
2018/06/24(日) 01:20:45.31 ID:UcaOh9Zb0
しばらく沈黙が流れたのち,犬井さんは肩を落とした.

「この話題はお主の反応を見るにあまり受けてないのじゃな.ざんねんな結果になってしまった」

「え?」
以下略 AAS



147Res/81.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice