283:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:26:42.43 ID:3FrzmiYZ0
「見境ないですね、胡依先輩」
「まあかわいい子だからね。声は掛けとかないと」
284:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:27:17.53 ID:3FrzmiYZ0
ソラの声が少し大きかったから、急にみんな静かになる。
というより俺に注目が集まる。なんとなく緊張する。
奈雨は俺をきょとんとした目で見つめてくる。
285:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:27:50.56 ID:3FrzmiYZ0
「そうなのね。奈雨、よかったじゃない」
伯母さんは特に言葉尻を捕らえてはこなかった。
これまでの傾向からして、それよりも奈雨の反応を見て楽しもうとしたのだろうと思う。
286:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:28:27.18 ID:3FrzmiYZ0
ただようおめでとうムードのようなもの。悪い気はしない。
俺は零華に、奈雨は伯母さんに背中をぽんと押されて、お互い向き合う。
「それで、お兄ちゃんはどうしたい?」と奈雨はにこりと笑う。
287:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:29:06.28 ID:3FrzmiYZ0
「ちょっと、白石くんと奈雨ちゃん。そこの椅子に座ってくれない?」
「なんでですか?」
288:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:29:37.97 ID:3FrzmiYZ0
「え……あ、えっ?」
一瞬で場が凍り付く。
奈雨だけ慌てている。
289:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:30:26.41 ID:3FrzmiYZ0
「はあ……まあ、はい」
正直に答える。
すると、「お兄ちゃん!」と奈雨は声を荒げた。
290:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:30:56.90 ID:3FrzmiYZ0
「いいじゃない。どうせもうそういう間柄なんだし、みーくんだって承知のうえなんでしょ?」
「お兄ちゃんは……い、いや、お兄ちゃん。信じなくていいからね? お母さんの嘘だからね?」
291:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:31:37.47 ID:3FrzmiYZ0
【文化祭 2ー4】
「あー、また女の子連れてる!」
292:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:32:25.25 ID:3FrzmiYZ0
「いやいや、まだこれからです」
「あの子は? なんだっけ、萩花ちゃん?」
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