287:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:29:06.28 ID:3FrzmiYZ0
「ちょっと、白石くんと奈雨ちゃん。そこの椅子に座ってくれない?」
「なんでですか?」
「なんとなく」
言われるままに二つ並んでいる椅子に腰掛ける。
もっと近付いて、肩に手を置いて、という注文にも一瞬はてなとなりつつも従う。
顔もっと近付けて、と言われてさすがに「なんですかこれ」と言おうとすると、
「……あ!」
何かがピンときたのか先輩はぱんと手を打つ。
そして、てくてくと部室の壁側、掃除ロッカーのある辺りまで歩いていく。
「奈雨ちゃんって、いつもはその髪型なの?」
「そうですよ」
なーるほど、と大仰に頷いて、
「夏休み明けすぐに、ここで白石くんとキスしたりいちゃついてなかった?」
と先輩は言った。
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