273:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:19:02.62 ID:3FrzmiYZ0
「……そんなに嬉しいの?」
「嬉しいよ。もう我慢しなくていいからそのぶんもっと嬉しい」
274:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:19:50.40 ID:3FrzmiYZ0
「お兄ちゃんの唇を見てるとね、吸い込まれそうになるっていうか、したいなってなるというか、
もうわたしがお兄ちゃんとしたいと思ってしてた。最初の目的なんて忘れてたんだよ」
「なら、ファーストキスを返してっていうのは」
275:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:20:21.27 ID:3FrzmiYZ0
「あー、えっと、キスだけでいいよな」
「……まあ、今のところはね」
276:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:21:17.91 ID:3FrzmiYZ0
【文化祭 2ー1】
「未来くん、ちょっと眠そうじゃない?」
277:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:22:07.37 ID:3FrzmiYZ0
【文化祭 2ー2】
「それじゃあ私は、白石くんにお願いしようかな」
278:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:22:43.25 ID:3FrzmiYZ0
俺が描いている間、萩花先輩はペラペラと部誌を見ていたが、その中の数ページに目を留めた。
「これ、あの子が描いたの?」
279:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:23:13.14 ID:3FrzmiYZ0
「どうして胡依ちゃんが答えるの?」
「どうしてって、私のシノちゃんをとろうだなんて……」
280:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:24:47.32 ID:3FrzmiYZ0
【文化祭 2ー3】
最初こそ高校棟の混雑を避けるようにお客さんが入ってきていたが、時間が経つとそういう人たちはめっきり減ってしまった。
今のところ売れ行きは問題ない。ほぼ萩花先輩と、ぞろぞろと連れられてきた美術部員のおかげではあるが。
281:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:25:33.77 ID:3FrzmiYZ0
「どうも」
「どうも」
282:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:26:07.73 ID:3FrzmiYZ0
「いえいえ。わたし全然うまく描けないと思いますし」
「んー……部活は何か入ってるの?」
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