277:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:22:07.37 ID:3FrzmiYZ0
【文化祭 2ー2】
「それじゃあ私は、白石くんにお願いしようかな」
と、部誌を数冊手に持った萩花先輩が、ペンをこちらに向けて差し出してくる。
「俺ですか?」
「うん」
「……いいんですか?」
「いいよ。好きなふうに描いてくれていいからさ」
「逆にそう言われると難しいですね」
「……まあ、そうね」と萩花先輩は頷く。
そして、二、三人の列が出来ている胡依先輩の方をちらと見る。
「なら、そうだね。……身長差カップルとか?」
「一応訊きますけど、カップルって男女ですよね?」
「え、なんで」
「わかりました」
これ以上深くは訊くまい。
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