278:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:22:43.25 ID:3FrzmiYZ0
俺が描いている間、萩花先輩はペラペラと部誌を見ていたが、その中の数ページに目を留めた。
「これ、あの子が描いたの?」
「あの子って?」
「東雲さん」
「そうですよ」
「……なるほど。なるほどね」
と神妙そうな面持ちで頷いて、部誌の並んだ机よりも後ろでお金を整理している東雲さんのところに歩いていく。
少し心配になって様子を窺うと、先輩は自然な笑みを浮かべて東雲さんに声を掛けた。
「ねえ、うちの部にこない?」
「はい?」
「しゅかちゃん、それはダメ」
反応早すぎないか。
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