280:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:24:47.32 ID:3FrzmiYZ0
【文化祭 2ー3】
最初こそ高校棟の混雑を避けるようにお客さんが入ってきていたが、時間が経つとそういう人たちはめっきり減ってしまった。
今のところ売れ行きは問題ない。ほぼ萩花先輩と、ぞろぞろと連れられてきた美術部員のおかげではあるが。
四人で他愛のない話をして暇を潰していると、不意に部室のドアが開く。
「こんにちは、先輩」と零華がドアの方をちらっと見ながら近付いてくる。
ドアが閉まる前に、奈雨と伯母さんが部室に入ってきた。
「お、みーくん」
と、伯母さんもこちらに歩いてくる。
そしてその半歩後ろほどで、奈雨が眠たげに目をしょぼしょぼとさせている。
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