142:名無しNIPPER[saga]
2018/05/29(火) 01:19:11.58 ID:xutan3/t0
図らずも仕事がどんどん楽な方向に吸い寄せられている。
文章を考える、と言っても部誌一部何円とかしか書くことがないだろうし。
「当日って売るだけなんですか?」
143:名無しNIPPER[saga]
2018/05/29(火) 01:19:54.59 ID:xutan3/t0
「即興かー。私はそれでもいいけど、白石くんはできる?」
「やっぱ難しいですかね?」
144:名無しNIPPER[saga]
2018/05/29(火) 01:20:49.60 ID:xutan3/t0
【前夜】
夕飯時を少し過ぎたあたりで家に帰ると、奈雨がリビングのソファにもたれかかっていた。
145:名無しNIPPER[saga]
2018/05/29(火) 01:21:21.75 ID:xutan3/t0
「話しかけてくるし、なんかやたらと」
「……」
146:名無しNIPPER[saga]
2018/05/29(火) 01:22:03.39 ID:xutan3/t0
「そう?」
「すごく話しかけてもらえた」
147:名無しNIPPER[saga]
2018/05/29(火) 01:22:39.28 ID:xutan3/t0
「ほんと?」
窺うような問いに、「うん」と目を見て頷く。
すると、数秒した後に、彼女は「そっか」と呟き、頬を緩ませた。
148:名無しNIPPER[saga]
2018/05/29(火) 01:23:22.05 ID:xutan3/t0
「『放課後も一緒にいたいから部活も同じがいい』とか?」
「放課後も一緒にいたいから部活も同じがいい」
149:名無しNIPPER[saga]
2018/05/29(火) 01:24:12.92 ID:xutan3/t0
「今月だけでお兄ちゃんに二度も手料理を振る舞っちゃった……」
「じゃあ今度お返しに何か作ろうか?」
150:名無しNIPPER[saga]
2018/05/29(火) 01:26:08.46 ID:xutan3/t0
【夜更かし】
ここ数日のように、日付を回って少し経ってから自室へと足を運んだ。
151:名無しNIPPER[saga]
2018/05/29(火) 01:26:59.61 ID:xutan3/t0
「眠れなかったの?」
「うん」
152:名無しNIPPER[saga]
2018/05/29(火) 01:27:33.05 ID:xutan3/t0
「練習はたくさんしたけど、本番は本番だから……ね?」
「うん」
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