145:名無しNIPPER[saga]
2018/05/29(火) 01:21:21.75 ID:xutan3/t0
「話しかけてくるし、なんかやたらと」
「……」
「まあ気にしたら負けだと思うよ、こういうのは」
よいしょっ、と口に出しながら彼女は立ち上がり、俺のすぐ向かいに腰を下ろす。
「今日も部活だったの?」
「うん」
「たいへん」
「まあ、それなりに」
原稿を提出してから、ほぼ初めてのちゃんとした部活だった。
文化祭が終われば、またここ数日のようになるのだろうと思う。忙しい方が珍しい。
「そういえば」と奈雨は何かを思い出したようにはにかむ。
「お兄ちゃんの部活の先輩ってやさしい人しかいないよね」
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