147:名無しNIPPER[saga]
2018/05/29(火) 01:22:39.28 ID:xutan3/t0
「ほんと?」
窺うような問いに、「うん」と目を見て頷く。
すると、数秒した後に、彼女は「そっか」と呟き、頬を緩ませた。
「お兄ちゃんはわたしに入ってほしいのね。わかったわかった」
「そうなるのか」
「え? 入ってほしいんでしょ?」
「……」
「ちがうの?」
なんだろう、この恥ずかしいことを言わせたがってる感は。
……まあ奈雨らしいと言えばそうだけど。心のどこかがくすぐられたのか嬉しそうだし。
「俺がとか以前に奈雨が入りたいならな。……ま、なんつーか、入ってくれたら嬉しいけどな」
「お兄ちゃん微妙に素直じゃない」
「じゃあなんて言えばいいんだよ」
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