149:名無しNIPPER[saga]
2018/05/29(火) 01:24:12.92 ID:xutan3/t0
「今月だけでお兄ちゃんに二度も手料理を振る舞っちゃった……」
「じゃあ今度お返しに何か作ろうか?」
「え、ほんと? ……でもわたしよりお兄ちゃん料理上手じゃん」
「そんなことないよ」
「なくない。見てて手際がちがう気がする」
「……」
「まあそういう料理が上手なとこもお兄ちゃんのいいとこなんだけどね」
「……はあ」
反応に困る俺に対して、わざとらしいため息をついて、
「女たるもの、男の人の胃袋は確実に掴んでおきたいのですよ」
顎に手をやり、ちらとこちらを見てから、
「……がんばろ。もっと練習しよ」
と彼女はぼそりと呟いた。
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