ある旅人の日記
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2:羽根ペン ◆u/aQt5mEvU[saga sage]
2018/02/07(水) 01:01:23.54 ID:lmMr3uKB0
 アーレ歴248年花の月22日

 今日から私は日記をつけることにした。理由としては覚えきれないことを多く遺しておくためだ。と言うのも、私は明日から旅に出るつもりだからだ。

 そんな日記なので初めに旅に出る理由でも書いておこう。
以下略 AAS



3:羽根ペン ◆u/aQt5mEvU[saga sage]
2018/02/07(水) 01:15:16.67 ID:lmMr3uKB0
 アーレ歴248年花の月23日

 屋敷のある街――首都だ――を朝早くに出ようとしたとき、東門で顔見知りの衛兵に引き留められたこと以外は実に順調な行路?行軍?行程だった。

 言葉が不自由であるところも直していこう。
以下略 AAS



4:羽根ペン ◆u/aQt5mEvU[saga sage]
2018/02/07(水) 01:32:23.72 ID:lmMr3uKB0
 アーレ歴248年花の月24日 天候晴れ

 あちこち景色を見たり、同じ道を行く人々と会話をしながら歩くのは実に楽しい。騎士団に所属している間はその職務に集中するため、周りの景色を見ている暇はあまりなかったし、私語も多くはできないので実に新鮮な気持ちだ。中には私に商品を売ろうとする人間もいるのがとても面白い。

 そして、面白い話も聞くことが出来た。
以下略 AAS



5:羽根ペン ◆u/aQt5mEvU[saga sage]
2018/02/07(水) 01:55:16.90 ID:lmMr3uKB0
 アーレ歴248年花の月25日 天候晴れ

 今、私は自分の田舎と首都のある平野を隔てる山の麓の街に滞在してこれを書いている。やけに長いな。まあ、そう言う街なので、商人や旅人が多く道が大きい。そして、山はやはり獣と魔物と盗賊の巣窟であるため、腕利きの傭兵が多い。加えて、その傭兵などに花を売るために、肉感的?蠱惑的?な女性も多い。

 うーむ。私の文才のなさがここにきて露骨になってきたな。
以下略 AAS



6:羽根ペン ◆u/aQt5mEvU[saga sage]
2018/02/07(水) 01:58:55.46 ID:lmMr3uKB0
とりあえず今日はここまで。

自分の文才の無さを主人公に擦り付けるのは心苦しいけど、仕方ないね。

明日(今日)は主人公の田舎まで行けたらいいな。
以下略 AAS



7:羽根ペン ◆u/aQt5mEvU[saga sage]
2018/02/08(木) 01:04:43.81 ID:+hXTJ6cp0
 アーレ歴248年花の月26日 天気 晴れ後曇り

 今、私は山道のちょうど中間地にある要塞のほど近い所に陣を構えている。陣とは価値の低い物を乗せている馬車を円状に、高価な方を中心に置くことで不意の襲来に耐えるものである。

 そして、今日商隊の商人からは色々な話を聞くことが出来た。
以下略 AAS



8:羽根ペン ◆u/aQt5mEvU[saga sage]
2018/02/08(木) 01:14:51.12 ID:+hXTJ6cp0
 アーレ歴248年花の月27日 天候 曇り

 無事に山を越えることが出来た。道中怪しげな気配は一切なかった。

 山の一番高い所から見た景色は美しい物だった。子供のころここを通った時は景色を見る余裕はなかった。そういう意味では私も大人になったのだろう。
以下略 AAS



9:羽根ペン ◆u/aQt5mEvU[saga sage]
2018/02/08(木) 01:21:17.54 ID:+hXTJ6cp0
 アーレ歴248年花の月28日 天候 曇り後雨

 この旅で初めての雨である。別段騎士団で行軍中に雨に降られたりすることは多かったし、さして珍しい物でもないのだが、たった一人の旅人として雨に降られるのはまた違った趣がある。

 雨脚が強くなったら木の下に隠れ、雨粒が葉を叩く音を聞く、と言うのは初めての経験だ。
以下略 AAS



10:羽根ペン ◆u/aQt5mEvU[saga sage]
2018/02/08(木) 01:23:37.83 ID:+hXTJ6cp0
 アーレ歴248年花の月29日 天候 雨

 朝道端で目が覚めた時、天候が雨だった時の気の落胆は騎士団だろうと旅人だろうと変わらないのだ。そして、騎士団の時に培った足腰に感謝するのだ。

 とにかく、明日は晴れてくれ。
以下略 AAS



11:羽根ペン ◆u/aQt5mEvU[saga sage]
2018/02/08(木) 01:36:06.80 ID:+hXTJ6cp0
アーレ歴248年花の月30日 天候 曇り

 今日は朝起きたらかなり雨が弱まっていた。朝食を終えたところでやんでくれたので、それなりに快調な道となった。

 その結果、田舎から一番近い比較的大きな町に付くことが出来た。私は村からはあまり出なかった人なので知人は少ない。しかし、いるにはいるので会いに尋ねたら、引っ越したのか所在が分からない、嫁いで別の村に行った、魔物に食われた、とのことだった。
以下略 AAS



12:羽根ペン ◆u/aQt5mEvU
2018/02/08(木) 01:39:25.38 ID:+hXTJ6cp0
 今日はここまでとなります。

 主人公が住む世界はいつも危険と隣り合わせなのですね。

 次は田舎に付く日から開始ですかね?
以下略 AAS



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