エンド・オブ・オオアライのようです
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547: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/07/21(土) 23:08:18.01 ID:Ju5Lf/AP0
A-10攻撃機の通過に伴い巻き起こった突風で砂塵と黒煙が吹き散らされ、急速にクリアになる周囲の景色。

真っ先に視界に飛び込んできたのは、激しく損壊し物言わぬ骸と成った哀れな2隻の深海棲艦だった。

「ふぅ……準備運動にはちょうど良かったッぽい!」
以下略 AAS



548: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/07/21(土) 23:12:29.75 ID:Ju5Lf/AP0
「容赦なく艦隊一の美少女の頭ひっぱたくなよ野蛮人!」

(,,#゚Д゚)「美少女自称する前にその“海軍”一最悪なできの脳味噌直してこいやゴルァッ!」

(#T)「しぃ、古鷹、雲龍、総員前進!拠点構築急げ!確実に後続がくるぞ!」
以下略 AAS



549: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/07/21(土) 23:14:50.72 ID:Ju5Lf/AP0
「提督、前を失礼いたします」

(,,;゚Д゚)「バカ言ってないで逃げろアホ───うおっ!?」

「っ、提督伏せ───っ!?」
以下略 AAS



550: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/07/21(土) 23:19:39.82 ID:Ju5Lf/AP0
右手で尚も盾を掲げつつ、左手に装着した主砲をその下から突き出し、構える。二号型20.3cm連装砲が轟と勇ましく唸り、砲弾が煤けた夕暮れの空に弧を描く。

『ゴァ゛ア゛ア゛ア゛ッ!!?』

少し間を挟んで、海の方から一際大きな爆発音が断末魔を伴って聞こえてきた。
以下略 AAS



551: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/07/21(土) 23:21:28.27 ID:Ju5Lf/AP0
ギコさんの言葉に、私も脳内で町の地図を広げる。

空母艦娘として、戦場となる町の地形は頭に叩き込んでいる。景観が事前情報から様変わりしていても、地名さえ解れば現在地の把握なんて片手で卵を割るより簡単だ。

(東光台というと………ちょうど鎮守府と私達の目的地の中間点ぐらいの位置か)
以下略 AAS



552: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/07/21(土) 23:35:04.84 ID:Ju5Lf/AP0
提督の呟きにまるで応じるように、戦場の彼方此方で次々と奴らの砲が吠える。海上から、学園艦から、港湾部から、実に10発以上の砲弾が唸りを上げて飛来する。

(;メ*゚ー゚)「敵艦砲撃!!少なくとも10!!」

「たまご」
以下略 AAS



553: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/07/22(日) 00:20:48.68 ID:sSjhzCeV0
《【Hedwig】より【Fighter】、再度繰り返すが貴隊のコールサインは上層部による決定だ。各部隊の混乱を避けるためにも変更は認められない》

(#T)「これだから信用できねえんだよなぁ、あの糞眼鏡はよぉ!」

まともな方のコールサインを選択しただけで信用を左右されるロマさんもたまったもんじゃないと思う。
以下略 AAS



554: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/07/22(日) 00:57:39.30 ID:sSjhzCeV0
零戦部隊の敵制空隊足止めが功を奏し、損害を出すことなくその防空網を突破した雲龍の艦爆部隊。高度2000程度の位置まで一息に駆け上がった爆撃隊は、そのまま完璧に統率の取られた軌道で一斉に四方へ散開する。

程なくして聞こえてくるのは、急降下爆撃時に99艦爆が奏でる“ジェリコのラッパ”とはまた違った音質の風切り音と爆発音、深海棲艦のくぐもった悲鳴。

《【Hedwig】より各隊、【Fighter】雲龍による空爆の効果は絶大》
以下略 AAS



555:名無しNIPPER[sage]
2018/07/22(日) 09:33:43.63 ID:YRfzRo0g0
乙〜〜〜〜


556:名無しNIPPER[sage]
2018/07/23(月) 00:51:28.70 ID:kuXWHJgA0
おつおつ
無双っぷりもさることながら、提督もしつこいな(笑)


557: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/07/29(日) 23:04:17.01 ID:RkgsELyS0
無論、“規格外の戦果”とはいっても敵艦隊を壊滅できたわけじゃない。大洗町とその正面海域、並びに大洗女子学園周辺や甲板上には未だ何百という深海棲艦が健在で、撃沈できたのはあくまで一部に過ぎない。

本来急降下爆撃は“点”に対する打撃力と正確性を追求した攻撃法であり、言うなれば空戦における“狙撃手”のような存在。妖精さんの練度によっては必殺に近い威力を発揮する反面対多数の制圧力には欠ける。

幾ら地獄と謳われる鎮守府の艦娘でも、点の攻撃で面を制圧しろというのは不可能に近い。たかだか30機程度の爆撃機でこの物量の敵艦隊をを殲滅しようとするのは、生卵を投げつけて津波を食い止めろと言われているのと同義になる。
以下略 AAS



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