エンド・オブ・オオアライのようです
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549: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/07/21(土) 23:14:50.72 ID:Ju5Lf/AP0
「提督、前を失礼いたします」

(,,;゚Д゚)「バカ言ってないで逃げろアホ───うおっ!?」

「っ、提督伏せ───っ!?」

回避するそぶりを全く見せない提督に、流石にけんかを中断したギコさんと時雨が焦りの色を浮かべて彼の袖を引こうとした。だがそれよりも先に人影が一つ────古鷹が、高速艦とはいえ陸上でのフル装備とは思えぬ身軽さで砲弾と提督の間にするりと身を滑り込ませる。

「っつ……!」

天に向かって掲げられる、だし巻き卵を20人前は一気に焼けそうな大きな盾。息つく間もなく表面で火花が散り、轟音が地を揺るがし爆炎が辺りを照らし出す。盾越しにかかる爆圧に一瞬古鷹の身体が揺れたけれど、“海軍”式の黒い盾は全ての炎と衝撃を防ぎきった。

『ォオアアアアアアッ!!!!』

「発砲炎、別位置にて確───ops!?」

「あっ、すみません大丈夫ですか!?」

沖合の方からも弾丸が襲来するが、今度のそれは起爆すらせず“盾”によって受け流される。自分の方に飛んできた──といっても20mは頭上だが──砲弾に報告の声を上げた“海軍”兵が尻餅を突き、はじき飛ばした張本人である古鷹はすまなそうにまなじりを下げ謝罪した。

だけど、その少し慌てたような声色とは裏腹に、彼女の身体は既に反撃の動作に移っている。

「左舷砲雷撃戦用意……撃てぇーっ!!」


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