エンド・オブ・オオアライのようです
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359: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/03/18(日) 23:07:12.46 ID:dGcshbyk0
私達の後方に占位した敵機は、動きが戦略的なだけではなく高い練度を誇っていた。迫る飛翔音は規則正しく、本来不向きな急降下運動であるにも関わらず遅れる機体が現れる様子は見られない。

思わぬ動きに私達の編隊が混乱していたこともあり、距離を見る間に詰められる。

『『『──────!!!』』』
以下略 AAS



360: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/03/18(日) 23:11:23.26 ID:dGcshbyk0
僅か四機。幾らかの撃墜機を出しているとはいえ、私達は編隊規模において敵を圧倒的に上回る。積極的な撃墜はとある事情からできないが、正面切っての戦闘なら容易に振り払えるだろう。

『『────!!』』

《敵影、尚も追撃》
以下略 AAS



361: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/03/18(日) 23:21:12.70 ID:dGcshbyk0
「撃墜の必要はない……というよりは、してはダメ。狙う場所に気をつけて」

〈リョーカイ!!〉

〈ワカッテイルデアリマス!!〉
以下略 AAS



362:名無しNIPPER[sage]
2018/03/19(月) 07:43:52.08 ID:0T0gNrZA0
おつおつ
避難・保護が最優先とは本当に大変だな…


363:名無しNIPPER[sage]
2018/03/19(月) 21:57:40.88 ID:6ib2LpGB0



364: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/03/22(木) 12:22:29.03 ID:gNRjXRdj0
鉛弾に撃ち抜かれ、右尾翼が千切れて後方へと吹き飛んでいく。穴だらけになった左翼も、機内に鈍い音を残してへし折れる。

〈クソッ、シセイセイギョフノウ!!〉

〈ダメダ、オチル!!〉
以下略 AAS



365: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/03/22(木) 12:27:56.53 ID:gNRjXRdj0
《葛城ちゃん、どーすんの!?》

《ここまで来たら突っ込むのみ!全機、陣形展開継続!》

「敵編隊の迎撃は?」
以下略 AAS



366: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2018/03/22(木) 12:30:26.57 ID:gNRjXRdj0
生存者の安全性という観点から反撃の手が大きく限られる私達に対し、敵には殆ど“枷”が存在しない。そして深海棲艦共は彼我の物量差に圧倒的な自信があるようで、自軍の損害に関してもまるで頓着しなかった。

《うわぁっ!?》

《Shit!!》
以下略 AAS



367: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/03/22(木) 12:43:05.63 ID:gNRjXRdj0
まるでそうあることが当たり前のように、甲板上の至る所で“彼女”達は佇んでいた。

崩落し、瓦礫の山と化した家屋の上に。

原形を留めぬほどに激しく損壊した屍が無数に転がる十字路の真ん中に。
以下略 AAS



368: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2018/03/22(木) 23:03:43.78 ID:gNRjXRdj0
《軽巡由良より旗艦、右舷側にも“ヒト型”を多数確認!リ級、ル級各2隻、軽巡ツ級3隻、空母ヲ級2隻!この内、ル級は片方がflagshipと思われます!》

《うっそでしょ……》

私のすぐ後に続いた、由良の殆ど絶叫に近い報告の声。それを聞いた葛城が小さく呻き、私も全身から血の気が引いていくのを感じた。
以下略 AAS



369: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/03/22(木) 23:39:50.90 ID:gNRjXRdj0
操縦席の中を、戦闘機としては異質な丸い影が一瞬通過する。直後、彩雲隊の左手を飛んでいたグラマンが両翼から炎を吹き出した。

《Oh?my?god!!?Ribbon-06?down!!》

《由良より旗艦、敵機種は全て【オニビ】!数は20弱、なおも追撃してきます!!》
以下略 AAS



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