エンド・オブ・オオアライのようです
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367: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/03/22(木) 12:43:05.63 ID:gNRjXRdj0
まるでそうあることが当たり前のように、甲板上の至る所で“彼女”達は佇んでいた。

崩落し、瓦礫の山と化した家屋の上に。

原形を留めぬほどに激しく損壊した屍が無数に転がる十字路の真ん中に。

地面から吹き出す火炎の向こう側に。

暴れくるい、此方に向かって弾幕を放つ駆逐ナ級のすぐ傍に。

それらの姿を目に出来たのは一瞬だ。だが見間違い等ではない。見間違えるわけがない。

“奴等”の艦載機である【カブトガニ】に酷似した、深く日の射さない海の底から切り出して形作ったかのような服や艤装。

共通する特徴である、陶磁器のように無機質で蝋のように白い肌。

そして、私達艦娘や人間に対する、隠しようもないほど激しく膨大な憎悪と殺意。

あぁ、それにしても何故。

それこそ何故、貴女たちはそこにいるのか。

どうやって、貴女たちはこの場に来たのか。

「………空母加賀より艦載機隊各位並びに前線指揮所、大洗女子学園甲板上各所にて、新たに敵艦影を多数視認」










「ヒト型の深海棲艦、多数が大洗女子学園に展開を完了している模様。

現時点で把握できた艦種としては、左舷側に戦艦ル級2、タ級1、空母ヲ級1………そして、艦橋施設付近に重巡棲姫と思われる個体も視認しました」


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