設定だけ考えてた作品を殴り書き
1- 20
22:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 18:22:53.96 ID:r1CStY0i0
 あら、ID変わってる。まあ、自分1なので心配しないでいいですよ。


23:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 18:30:10.65 ID:r1CStY0i0
 物思いにふけりつつ自宅に帰るとくたびれた表情の親父がソファーで天井を眺めていた。
 小学五年生だから、今年で三十五か、まだまだ若いのに顔は老けきっている。
 俺が三歳の時に母親は男を作って一方的に離婚を申し出て蒸発した。
 普通なら、俺の親権は母親の方に行く筈だったのだが、あの人が作った男が自分と血が繋がっていない子供を育てるつもりは一切ないと言い切って、当時生まれたばかりの妹を連れて行った。妹も本当に血の繋がった妹ではなく、異父の兄妹になるらしい。本当かどうかはわからないが。


24:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 18:41:49.65 ID:r1CStY0i0
「……珍しいな、散歩に出たのか」
「天気がいいからね、まあ、面白いものは見つけられなかったけど」
「小遣いは残ってるのか? 駄菓子や飲み物は買ったのか」
「さあ、今日は財布を覗いてない」

以下略 AAS



25:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 19:02:39.27 ID:r1CStY0i0
 何もアクションを起こさなかったら、こういうギクシャクとした親子の日常が終わるんだよな。
 俺が動けば、世界は平和になる……らしい。
 今現在はただの小学生、未来はただの自衛官、それでも、選ばれたと思ってやり遂げるしか無いんだよな。
 別に、俺は英雄だのヒーローだのになりたいわけじゃない。
 ただ、普通の人間として……日々を……。


26:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 19:20:39.54 ID:r1CStY0i0
 部屋に戻り押入れや本棚を漁って刃物の切れ味を封じられる何かを探した。
 季節はまだまだ肌寒い五月、長袖だ着れる時期だ。袖に何かを仕込むことが出来る。
 理想は木材なんかを両手に巻きつけることだが、部屋の中に丁度良い木材が無い。巻きつけるガムテープはあるが。
 小遣いを貰ったのだから百円ショップに買いにくのが手っ取り早いか。

以下略 AAS



27:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 19:24:39.83 ID:r1CStY0i0
お風呂休憩挟みます。
流石にプロット無しのぶつけ書きは速度がナメクジだけど、淡々と書いていきますよ―イクイク……ヌッ


28:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 21:58:58.66 ID:r1CStY0i0
再開

 数年ぶりにからう? 背負う? ランドセルは若干の恥ずかしさを感じさせた。
 通学路には学校に向かう小学生が会話を弾ませている。
 流石に精神年齢が二十代になりますとランドセルを身につけることは拷問に感じます。


29:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 22:08:01.26 ID:r1CStY0i0
 にしても、俺が死んだ未来ではこの場所は焦土になるんだよな。
 本当は東京を狙ったらしいんだが、着弾点は東京より離れたこの場所に落ちた。
 中学の頃に親父の転勤でこの街を離れて八年後に攻撃されて、それ以来、戻ることはなかった。

「……その未来を変えるためにこの場所に戻ってきたんだろ、なよなよすんな」
以下略 AAS



30:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 22:20:10.12 ID:r1CStY0i0
「今日の体育楽しみだね!」
「わたしは……体育苦手だから……」
「そんなこと言ってたら体が弱くなっちゃうよ!」

 廊下ですれ違う、田辺咲子と。
以下略 AAS



31:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 22:36:45.70 ID:r1CStY0i0
天鳳に誘われたから今日はこの辺で、一ヶ月くらいで第一章の設定は書き終えられると思うから気長にどうぞ。


32:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/18(月) 22:02:32.91 ID:qsbAvU560
再開

 そのまま三人に声をかけることもなく自分の教室に移動する。
 よく考えると五年生の頃の教室はこんな感じだったな、なんて薄れた記憶が蘇っていく。
 時刻は真面目でも不真面目でもない奴がゾロゾロと学校に到着する頃、薄れた記憶だが、見知った顔が懐かしさを感じさせる。
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/18(月) 22:11:49.71 ID:qsbAvU560
 彼は坂本幸太、俺の最初で最後の親友と呼べた存在だ。
 引っ越してから音信不通になって、生きてるのか死んでるのかも確認できなかった。
 生きてるんだよな……いや、生きている時代に戻ってきたんだ、当たり前だ。

「どうしたんだよ、暗い顔して……朝飯食べなかったのか?」
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/18(月) 22:12:39.81 ID:qsbAvU560
 またID変わってる。まあいいか。


35:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/18(月) 22:21:17.76 ID:qsbAvU560
「そうだ、あの映画一緒に見に行こうぜ! 新聞屋からタダ券貰ったから。母ちゃんも「」と一緒に見に行きなさいって言ってたし」
「映画か……何日に放映するんだ」
「二日後だぜ!」
「……すまない、その日は予定が入ってんだ」
「えーマジかよ……まあ、人多そうだからな。おまえにあわせるよ」
以下略 AAS



36:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/18(月) 22:35:57.07 ID:qsbAvU560
 こんな勉強してたな、なんて、思いながら長くもなければ短くもない授業が流れていく。
 窓から見える校庭では体育の授業が行われていて、音楽室からは高音の歌声が響いている。
 空からミサイルが飛んでくることなんてありえない、安全で、危険が少ない。そんな、そんな一日が流れている。
 この数学の先生、六年生になる頃に他の学校の先生と結婚するんだよな。
 俺の斜め前に座ってる男の子、夏休み明けに盲腸になるんだっけ。
以下略 AAS



37:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/18(月) 22:56:58.50 ID:qsbAvU560
 時間はあっという間に過ぎて下校の時間だ。
 ランドセルに教科書類を仕舞い込んでいる最中にクラブクラブとクラスメイト達が騒いでいる。
 小学生は部活のことをクラブと言うんだよな、少しだけ違和感がある。

「「」ちょっと今日は爺ちゃんと婆ちゃんの家に行かないといけないから一緒に帰れないわ」
以下略 AAS



38:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/18(月) 23:09:10.47 ID:qsbAvU560
 帰りに100円ショップに立ち寄って購入した薄い板を腕に巻き付けられる大きさに切り取って、カッターナイフの刃で切ってみる。
 傷こそつきはするが、それ以上の何かには至らない。これをランドセルの中に入れて犯行が起こる前にガムテープで両手に巻きつける。

「まあ、凶器がカッターナイフなんだ、このくらいで十分だろう」

以下略 AAS



39:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/18(月) 23:13:21.70 ID:qsbAvU560
 今日はここまで。速度ナメクジだからごめんね。

 あ、タイトル思いついたからこの場で命名。


以下略 AAS



40:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/19(火) 21:01:41.77 ID:rZKKHxSs0
 再開

 今日も親父の帰りが遅い。財布をポケットの中にねじ込んで近所のラーメン屋に足を運ぶ。
 時刻は午後五時、まだまだ明るい時刻だ。

以下略 AAS



41:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/19(火) 21:09:17.65 ID:rZKKHxSs0
 家を出て目的地まであと五か六分くらいの場所で駆け足の少女とすれ違う。

「君! もう帰らないといけない時間だよ!!」

 振り返ると田辺が息を切らしながら俺のことを心配そうな瞳で見つめていた。
以下略 AAS



42:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/19(火) 21:33:55.66 ID:rZKKHxSs0
 だめだ、酒の飲み過ぎで頭が痛い。
 すまんが、明日から本気だすんで。


42Res/21.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice