設定だけ考えてた作品を殴り書き
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40:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/19(火) 21:01:41.77 ID:rZKKHxSs0
 再開

 今日も親父の帰りが遅い。財布をポケットの中にねじ込んで近所のラーメン屋に足を運ぶ。
 時刻は午後五時、まだまだ明るい時刻だ。

「もしもし、親父? 外食するからそっちも適当に済ませてきて」

 この時代の小学生が携帯電話を所有しているのは比較的珍しいのだろう。だが、俺の家族関係は色々と複雑だ。
 親父は若くして出世街道を歩いている人間で子供の世話をするには時間が足りなすぎる。偉い人間が定時で帰宅できるわけがない。
 年齢が一桁の頃はまだ俺のことを心配して早い時間に帰ってきてくれたが、二桁からやはり仕事量が増えたのか、まあ、こういう生活が続く。


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