ムーディ勝山に受け流されたものたちが暮らしている街
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59
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/12/11(月) 22:20:27.26 ID:0EiW2Qh10
話してみると、いかつい外見の女性も、
その隣に座っている年配の女性も、
隣の海パン野郎も、なかなか気さくで話が弾む。
私は途中で切り出してみる。
以下略
AAS
60
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/12/11(月) 22:28:32.89 ID:0EiW2Qh10
二次会に行こうぜ、といかつい女性が言うので、
言われるがままに私も彼女についていく。
「ここだ」と案内された先は、
以下略
AAS
61
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/12/11(月) 22:50:54.18 ID:0EiW2Qh10
***
その日私は、劇場を見つける。
ふらりと入ってみる。
使われた形跡のないその劇場は、
以下略
AAS
62
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/12/11(月) 23:00:39.81 ID:0EiW2Qh10
私は中央あたりの席に座って、
舞台を眺めてみる。
当然だが、何も始まらない。
それでも私は、しばしの間、座り続けている。
以下略
AAS
63
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/12/11(月) 23:22:05.30 ID:0EiW2Qh10
***
ここは穏やかな街だ。
以下略
AAS
64
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/12/11(月) 23:32:29.89 ID:0EiW2Qh10
この街はきっと、記憶の流れが行きついた先にある。
世間にいる、いわゆる一般人。
彼らが毎日毎日水みたいに
吸収しては忘れていく、その記憶の流れの先に、
以下略
AAS
65
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/12/11(月) 23:37:32.48 ID:0EiW2Qh10
***
「この街には慣れましたか?」
喫茶店のマスターの問いかけに対して、
以下略
AAS
66
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/12/11(月) 23:46:25.27 ID:0EiW2Qh10
「今から私のすることは、
きっとこの街を破壊することに等しいのだと思う。
許してもらえるとは思わない。
だが、自分の意思を変えるつもりはない。
初めから、私はそのつもりでこの街に来たのだから」
以下略
AAS
67
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/12/11(月) 23:52:05.73 ID:0EiW2Qh10
***
「さて、村長。
初日の宿題を果たしにきましたよ」
以下略
AAS
68
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/12/12(火) 00:09:24.32 ID:03tJKpl60
続けて、と村長が言う。
「ムーディ勝山自身が、ムーディ勝山を受け流して、
この街に送り込んだのだと。
そのムーディ勝山の抜け殻が私なのだと。
以下略
AAS
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