勇者「よーし、いっちょ叛乱でもするか!」
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226: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/06/09(土) 00:13:08.30 ID:k+x3Sqx80
闇商人「ぢょっど待っでェェ〜〜!」

闇商人を捕縛した。供の者も連れず呑気に一人で現れたので、縄で縛りあげるのは造作もないことだった。

闇商人「ホ、ホントになァ〜んにも知らないんですゥ! 私はしがない闇商人でありましてェ〜、あァ〜、ガンジャを売って小銭を稼ぐと申しますかァ〜、えェ〜、ここが私の農園でありましてェ〜」
以下略 AAS



227: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/06/09(土) 00:18:54.21 ID:k+x3Sqx80
勇者はひったくるように盗賊から聖剣を奪い取ると、ゆっくりと引き抜いた。

勇者「地獄で永遠に罰を受け続けるんだな。この世にいてはならない。いてはいけない存在なんだよ、お前は」

闇商人「ちょ、ひ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
以下略 AAS



228: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/06/11(月) 23:50:05.17 ID:VfWAULhF0
闇商人は盗賊の砦で『教育』を受けた後、大富豪の屋敷へ送られることとなった。
能力のある者ならば、たとえ仇敵だろうと手を差し伸べる。
盗賊の心は溶岩のように煮え滾っているだろう。
しかし、私情よりも利を選んだ。
立派な男だ。
以下略 AAS



229:名無しNIPPER[sage]
2018/06/12(火) 00:28:57.75 ID:LrMKao7DO
乙…


230: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/07/03(火) 00:50:54.46 ID:nZ+RnUe20
次から次へと、報告書が軍師の卓に積まれていく。
灌漑用のため池や用水路の不足が大半だった。
大唐国が亀茲城に兵を集めていることも報告されている。

大唐国の存在は、軍師にとって悩みの種のひとつだ。
以下略 AAS



231: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/07/04(水) 01:02:09.07 ID:Fje6RjDZ0
木の葉の隙間に、ちらちらと炎が揺らめいて見える。
忍達が焚火を囲んで休んでいるのだ。
彼らは大富豪が雇った、腕利きの諜報部隊だった。
本名を捨て、感情を殺し、ただただ任務に従事する。

以下略 AAS



232:名無しNIPPER[sage]
2018/07/06(金) 01:20:42.75 ID:UsTeNwHDO



233:名無しNIPPER[sage]
2018/07/06(金) 01:21:12.10 ID:UsTeNwHDO



234: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/07/14(土) 22:55:05.72 ID:5bdkGI0Z0
側近「新生勇者を野放しにしてはなりません! バルフ付近の村が次々と取り込まれています。軍として形が整いつつあるのです」

側近の巨大なターバンが国王の目の前で右と左、せわしなく動き回っていた。
王に仕えてはや40年。
酸いも甘いも共に経験してきたからこそ、国王の弱点が自堕落さにあることを見抜いていた。
以下略 AAS



235: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/07/14(土) 23:32:45.48 ID:5bdkGI0Z0
国王は玉座から立ち上がると、庭園へ歩いていった。
数人の侍女がいそいそと後をついていく。今日は日が照っている。
日傘をさしたり、巨大な団扇で扇いだりするのだろう。

国王「勇者軍は次に何をすると思う」
以下略 AAS



236:名無しNIPPER[sage]
2018/07/15(日) 02:55:18.96 ID:OyXTos7DO



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