25:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 22:59:12.07 ID:OJo9ffcO0
「あぁ、失礼。私は、こういう者だが……」
男はそう言って銀色の長方形のケースから紙を一枚取り出し、それを奈緒に向けて差し出した。
26:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 23:00:57.93 ID:OJo9ffcO0
「えっと……それが何で、あたしに声を……?」
名刺のおかげで相手がどこに所属していて、どういった人物なのは分かった。
27:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 23:01:27.91 ID:OJo9ffcO0
「あ、あたしがアイドル……? な、何かの冗談、だよな?」
「いや、冗談では無いが……」
28:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 23:04:41.94 ID:OJo9ffcO0
アイドルという輝かしく、夢に満ち溢れた職業。誰もがなれる訳では無い憧れの地位。
その高みの座に今、自分がスカウトされようとしている。そう思う事は当然だろう。
29:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 23:05:35.11 ID:OJo9ffcO0
「君は先程から自分の事を卑下にしているが、私はそうは思わない。君から魅力を感じたからこそ、私は君に声を掛けたんだ」
「は、はぁっ!?」
30:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 23:06:03.82 ID:OJo9ffcO0
最後に『君には期待をしている』と、言った後にTは奈緒の側から離れていった。
遠くに離れていくその背中を、奈緒は呆然としながら見送る。何かを考える余裕は今の彼女には無かった。
31:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 23:14:35.00 ID:OJo9ffcO0
とりあえず、今回はここまで
そういえば私がSSを投下し始めてからもう既に1年が経ってました
ここまでで1年なのに、プロットを全消化するにはどれだけ掛かるのだろう
32:名無しNIPPER[sage]
2017/11/17(金) 00:38:03.25 ID:Qgr5SBf/O
期待
33:名無しNIPPER[sage]
2017/11/18(土) 01:04:37.14 ID:98c8Y1apo
おつ
プロットははけても書いてるうちに増えるので...
34:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 03:12:47.88 ID:esaFuaki0
……………
…………
35:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 03:13:15.97 ID:esaFuaki0
(本当に、プロデューサーさんって凄い人だよな。あたしにはもったいないぐらい優秀だし)
奈緒はしみじみとそう思いつつ、Tの顔をジッと眺める。
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