橘ありす「あなたの瞳には」
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6:名無しNIPPER[sage]
2017/09/26(火) 08:38:48.50 ID:K7xR42730
行数を削ったりブラウザを変えると普通に書き込めるかもしれない


7:名無しNIPPER
2017/09/26(火) 08:47:29.61 ID:SjBa6GBgO
試してみます。ダメそうだったら立て直します


8:名無しNIPPER
2017/09/26(火) 08:48:13.43 ID:SjBa6GBgO

***

わたしが、尊敬する人。
先日受けた雑誌のインタビューで、記者からその質問を受けたとき、頭が真っ白になってしまい答えることができなかった。咄嗟に出たのは「織田信長」だったが、わたしは別に織田信長を尊敬はしていない。ただ、前日にたまたま授業で歴史に少しだけ触れたから頭に浮かんだだけだ。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER
2017/09/26(火) 08:49:11.93 ID:SjBa6GBgO

「そう、でしたか。ありすちゃんは…とてもお仕事熱心ですね。その熱意は、ぜひ見習いたいと思います。」

そう言って、鷺沢さんは静かに微笑んだ。あぁ、この人は全てお見通しなのかもしれない。すべて分かったうえで、わたしの矛盾を突かずにいてくれる。こういうところが、大人ということなのかも。
けど、わたしは大人じゃないから、鷺沢さんの瞳の奥を知りたくなってしまう。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER
2017/09/26(火) 08:49:44.02 ID:SjBa6GBgO
undefined


11:名無しNIPPER
2017/09/26(火) 08:50:54.92 ID:SjBa6GBgO
「それは…」

あのとき、アイドルとして求められる 橘ありす は、誰の名前を挙げれば良かったのか。わたしはその答えばかり探していた。でなければ、インターネットに答えを求めるような愚かなことはしない。私だって分かっている。他人が尊敬していることが、自分も尊敬すべき理由にならないことくらい…けれど、そうしなければ…自分の素直な気持ちを言葉にすることは、アイドル 橘ありす にはそぐわないように思えてならなかった。けれど、ここで、この人になら…

「わたしも…プロデューサーさんを尊敬しています」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER
2017/09/26(火) 08:51:28.99 ID:SjBa6GBgO
♪〜♪〜♪

「あっ…」
鷺沢さんのポケットから電子音がなった。どうやら誰かから連絡が来たらしい。

以下略 AAS



13:名無しNIPPER
2017/09/26(火) 08:52:12.43 ID:SjBa6GBgO
***


明くる日、午前のレッスンを終えて事務所でひと休みしていると、明朗な「おはよー!」という声とともに誰かが入ってきた。この声は…

以下略 AAS



14:名無しNIPPER
2017/09/26(火) 08:52:51.87 ID:SjBa6GBgO
そうだ、この人に、昨日の話をしてみようか…
わたしは彼女の燃えるような赤い瞳をじっと見た。

「お、なな、なんだ?どうした、急に見つめて。」

以下略 AAS



15:名無しNIPPER
2017/09/26(火) 08:53:22.07 ID:SjBa6GBgO
素敵な気持ち…そうか、この気持ちは"素敵"だったんだ。だとしたら。

「神谷さんは…」

「奈緒でいいよ」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER
2017/09/26(火) 08:54:03.10 ID:SjBa6GBgO
「けど?」

ここでわたしは、奈緒さんの顔がみるみる赤くなっていくのを見て、次に出てくる人物がすぐに分かった。あぁ、やっぱりこの人はーー

「けど、そこに最初に気付いてくれたのは、やっぱり…プロデューサーさん、なんだよな。こんなわたしを、アイドルとしてステージに押し上げた。こんな私の魅力っていうのかな…そこに気付いてくれたんだ。すごい人だよ…本当にさ」
以下略 AAS



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