橘ありす「あなたの瞳には」
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11:名無しNIPPER
2017/09/26(火) 08:50:54.92 ID:SjBa6GBgO
「それは…」

あのとき、アイドルとして求められる 橘ありす は、誰の名前を挙げれば良かったのか。わたしはその答えばかり探していた。でなければ、インターネットに答えを求めるような愚かなことはしない。私だって分かっている。他人が尊敬していることが、自分も尊敬すべき理由にならないことくらい…けれど、そうしなければ…自分の素直な気持ちを言葉にすることは、アイドル 橘ありす にはそぐわないように思えてならなかった。けれど、ここで、この人になら…

「わたしも…プロデューサーさんを尊敬しています」

「そう、ですか。だけどそれをインタビューでは言えなかったのですね」

「はい…。なんだかそれは、言ってはならない気がして…アイドルの橘ありすは、それを言うべきでないと…。歴史上の人物とか、先輩のアイドルならまだしも、身近な、それでいてファンの人は誰も知らないプロデューサーなんて…」

「そうでしょうか」

「えっ」

「アイドルが、自分をアイドルとして立派に育て上げてくれたプロデューサーを尊敬していると言うことは、何もおかしくないように、私は感じますが…」

確かにそうかもしれない。アイドルが、プロデューサーに感謝を感じることも、尊敬の念を抱くこともおかしいことではない…。同じ業界の、ある種のプロ同士の信頼関係。それは、アイドル 橘ありすが口にしても何も違和感がないように思えた。実際、プロデューサーだけでなく、わたしがアイドルとして輝けるようサポートしてくれる現場の沢山の人々を、私は等しく尊敬している。それなのに、なぜ…


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