白望「古参、新顔、ニューフェイス」
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48: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/25(月) 19:29:23.69 ID:AUPcYDZ90

胡桃「……」

 あの二人は、よく一緒にトイレに行く。
 女子同士が連れ立ってトイレに行くのは珍しいことではないけれど、あの二人は特によく、二人で一緒にトイレに行く。
以下略 AAS



49: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/25(月) 19:30:50.82 ID:AUPcYDZ90

豊音「だよねぇ」

胡桃「うん」

以下略 AAS



50: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/25(月) 19:33:05.05 ID:AUPcYDZ90

 こういうとき、いつもなら塞もシロの尻を叩くはずなのだが、今日は違った。

塞「私は別にいいけど」

以下略 AAS



51: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/25(月) 19:34:31.46 ID:AUPcYDZ90

 二人も同じように感じていて、部活一色の生活に切れ目をいれようと考えたのかもしれない。
 
 もちろん、ただのシロのわがままという可能性も大いにあるけれど。
 
以下略 AAS



52: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/25(月) 19:35:52.84 ID:AUPcYDZ90

 塞がちらりとシロに目配せする。
 塞の視線を受け、小さく頷くシロ。
 それを受け、塞が言う。

以下略 AAS



53: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/25(月) 19:36:46.00 ID:AUPcYDZ90

塞「ええ? 胡桃も?」

胡桃「ごめん。私、進路指導の先生に呼ばれてたの忘れてた。帰りに指導室に顔だせって言われたんだった」

以下略 AAS



54: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/25(月) 19:38:31.33 ID:AUPcYDZ90

 外に出ると、すでに豊音の後ろ姿は小さくなっていた。
 
 私も歩調を速めるが、私と豊音では歩幅が違いすぎて、ただでさえ開いていた距離があっという間に広がっていく。
 
以下略 AAS



55: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/25(月) 19:39:27.26 ID:AUPcYDZ90

 外履きのまま走っていくのだから、校内に用がないのは確か。

 そして、学校の敷地内の屋外で、豊音が行きそうな場所となると、私にはひとつしか思い当たる場所がない。
 
以下略 AAS



56: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/25(月) 19:40:51.68 ID:AUPcYDZ90

 見たままつけた名前、というわけではないのだと思う。

 我らが先鋒さまを意識しての命名なのは、名を呼ぶ豊音の楽しげな顔を見れば明白だった。

以下略 AAS



57: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/25(月) 19:41:43.53 ID:AUPcYDZ90

 だから豊音は、ここに一人で来ることにした。

 ひとり遊びに慣れた身の気軽さで、さっさとここへやって来てしまった。

以下略 AAS



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