24:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 01:38:22.89 ID:+EtVRVLso
ホームルームが終わって、しばらくこの学校ともお別れなのねと思いながら掃除をしていると、後ろからちょんちょんと肩をつつかれた。誰かと思って振り返ったら櫻子だった。
櫻子「あ、向日葵っ」
25:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 01:38:50.48 ID:+EtVRVLso
〜
かっち。かっち。
26:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 01:39:40.58 ID:+EtVRVLso
向日葵「……6時、になりましたわ」
櫻子「……うんっ」
向日葵「……あなたから、どうぞ?」
27:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 01:40:54.38 ID:+EtVRVLso
櫻子「あのね……もうぶっちゃけ、きっかけは覚えてないの。気づいたら私、こうなってた」
向日葵「……気づいたら?」
櫻子「向日葵はずっと昔から隣にいたけど……なんとなくいつからか、向日葵と話すの楽しいなってなったり、向日葵を見てたいなと思うようになったり、向日葵に会いたいなって思うようになったことが増えたりして……」
28:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 01:41:34.87 ID:+EtVRVLso
櫻子「ひ、向日葵……っ!」
向日葵「は、はいっ!」
29:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 01:42:20.98 ID:+EtVRVLso
赤子のようにわあわあと泣く櫻子を抱きしめ……私も想いを注ぎ込むように、ゆっくり語りかけた。
大好き。
30:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 01:42:49.03 ID:+EtVRVLso
向日葵「好きよ……櫻子」
櫻子「好きだよ……向日葵」
31:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 01:43:54.70 ID:+EtVRVLso
疲れ果てた私たちはベッドに倒れ込み、そのまま眠ってしまったようだった。
気が付いたときにはもう世界は朝になっていて、先に起きていた櫻子が私の髪を撫でていた。
こんなに幸せな朝があっていいのだろうか。まるで夢が現実になったみたい。私は櫻子の太ももに頭を乗せて、すりすりと甘えた。
32:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 01:44:23.01 ID:+EtVRVLso
撫子「ひま子、櫻子をよろしくね。もうこれからはひま子の方が、私よりも櫻子といる時間が長いだろうから」
向日葵「は、はいっ!」
撫子「櫻子も。頑張って前に踏み出したのは偉いけど、ここからがスタートなんだからね。ひま子泣かせたらただじゃおかないよ?」
33:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 01:44:51.21 ID:+EtVRVLso
朝食を終えた私は家に戻り、初デートに向けてせいいっぱいのおしゃれをする。想定外に時間がかかってしまって、待ちくたびれた櫻子が家にやってきてしまった。
櫻子「まだー? おそーい」
34:名無しNIPPER[sage]
2017/09/07(木) 02:10:54.69 ID:V+E1ytFA0
おつ
櫻子、誕生日おめでとう!
39Res/66.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20