32:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 01:44:23.01 ID:+EtVRVLso
撫子「ひま子、櫻子をよろしくね。もうこれからはひま子の方が、私よりも櫻子といる時間が長いだろうから」
向日葵「は、はいっ!」
撫子「櫻子も。頑張って前に踏み出したのは偉いけど、ここからがスタートなんだからね。ひま子泣かせたらただじゃおかないよ?」
櫻子「……うん。わかってる」
撫子「よし。おかえり」
私たちは、揃って大室家へ帰宅した。
今日も空は相変わらずの晴天で、突き抜けるように高く澄み渡り、青く青く広がっていた。
きっと今日も暑くなる。私たちは朝食の用意をしながら、本日の予定を立てあった。付き合って最初の二人のデートは、赤座さんに送る誕生日プレゼントを一緒に選びに行くことに決まった。じきに花子ちゃんと楓も起きてきて、みんなでゆっくりごはんを食べた。
撫子「夏休み、今年はなにしよっか」
櫻子「あーそうだ! もう今日から実質夏休みじゃん!」
花子「え、気づいてなかったの?」
撫子「櫻子はちょっと昨日大変なことがあってね、色々忘れちゃったんだよ」
櫻子「ちげーわ!///」
楓「みんなでどこか行きたいの♪」
向日葵「いいですわね。久しぶりに」
撫子「私も忙しいけど、なるべく予定開けるようにするよ。でも計画立案は櫻子とひま子に一任するからね」
櫻子「なんで?」
撫子「もう大人になったから」
櫻子「いやだから! ちょいちょい変なこと言わなくていーの!///」
花子「さっきから何真っ赤になってるんだし」
櫻子「なってない!」
からかわれながらも、櫻子はとても嬉しそうだった。
こんな笑顔を、これからもずっと、隣で見守っていくんだ。そう思うと、私もついつい顔がほころんでしまった。
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